メゾン・シンビーオ(在宅就労の豆知識部屋)

(続)視覚障がい者が外出時に困ること
2023年09月21日(木) |

前回は外出の時に何が困っているのかについてご説明しました。しかし以前の内容では「受け身」の書き方となってしまったのでそもそもどのように声をかければよいのかわからない方もいらっしゃったのではないでしょうか。

前回の内容はこちら

そこで今回は以下の2つにわけてご紹介します。

  • ・視覚障がい者が援助依頼をお願いしやすい声のかけられ方
  • ・危ない誘導方法

視覚障がい者が援助依頼をお願いしやすい声のかけられ方

まず初めに援助依頼とは、言葉の通り「誘導などの手助けをお願いすること」です。援助依頼は困ったことがあれば「すみません。」と声をあげる、近くにいる人に声をかけるなどこちらからお願いすることがあります。

また、もしお声がけをいただけるようであれば以下のような表現でお声がけいただけるとありがたいです。

  • ・「どうしましたか」
  • ・「何かお手伝いできることはありますか」

危ない誘導方法

ここでいう「危ない」とは当事者にとって不安に感じる、怖いと思うという意味です。

以下のような方法では当事者が不安に感じてしまい、違う誘導方法を改めてお願いする場合があります。

  • ・本人(視覚障がい者)の肩をつかむ
  • ・白杖を掴む
  • ・肩を組む

また、突然に上記のような方法をされると不安に感じてしまうことがありますので、誘導の前には何か一言おっしゃっていただけると助かります。

いかがでしたか。本回は視覚障がい者への声のかけ方の一例と不安に感じる誘導の仕方についてご紹介しました。本記事を通して視覚障がい者を手助けすることへの不安を少しでも解消するお役にたてましたら幸いです。