メゾン・シンビーオ(在宅就労の豆知識部屋)

「なみこ」でございます!
2023年07月07日(金) |

はじめまして!障害者雇用で在宅就労をしているなみこです。

今回は自己紹介と在宅就労に至るまでの経緯をお話させていただきます。

私の障害者手帳での診断名は「脊髄損傷による両下肢機能障害」になります。

とは言っても障害を受けてからまだ2年ちょっと、の新人です!

「脊髄損傷」といっても受傷した部位や(私の場合は胸髄)損傷度合いによって症状は様々ですが、

私の場合は立ったり歩いたりは全く出来ません。なので今の私の足は車椅子です。

そして胸椎と頸椎に「後縦靭帯骨化症」という難病を抱えています。

その他にも脊髄損傷の後遺症として、知覚障害、排泄障害、自律神経障害、

下肢の痙縮、痺れの出現。。。もうあげたらキリがない笑

受傷時は歩行が出来なくなったことによる精神的ダメージに苦しみましたが、

ちょっぴり?!愚鈍なおつむと天性の陽キャ気質で最悪な状態は乗り切った模様 笑

そんな能天気な私でも障害を受けたことによる様々な悩みは尽きることはなく。。。

その沢山の悩みごとの中で大きな壁として立ちはだかるものの1つが「社会復帰」「就労」でした。

リハビリを受けてはいたものの、当時は車椅子への移乗や外出は介助無しには出来ず、

そもそも受傷してから体力が落ちて、車椅子に座って長時間離床することも難しい状況。

にもかかわらず、介護サービス費を含めて身の周りを整えていくための出費はかさんでいくばかり。

生活していくためのお金は必要…だけどこんな状況下で働けるのか?

もう不安しかありませんでした。

当然、ハローワークで相談もしました。

在宅就労が増えているとはいえ、求人サイトをあたって応募をしても、

社会人としてのスキルが未熟な自分は書類の段階でお払い箱。。。

そんな厳しい状況の中、たまたま応募した求人を介してこちらのシンビーオさんに出会い、

色々とお話を聞いて頂いたのち、その数か月後には在宅就労可能な今の就業先をご紹介いただくことになります!

脊髄損傷になる前、私は20年近くクリニックで医療事務の仕事をしていました。

パソコンはある程度使えましたが、職場ではいわゆる医療系の専用端末を使用していたため、

Officeソフトに触れた事もありませんでした。

ですので就業してからもシンビーオさんから「定着支援」というサポートを受け、

自分で進めていくことが可能な業務や学びの場を設けて頂き、おかげさまで今は

とても充実した社会人生活を送ることが出来ています。

何より自分のペースで無理なく業務を進められる、心にも体にも負担なく就労が出来る、

ということが今の自分には最大のメリットですね。

社会生活を送るうえで心身に障害があると、色々な場面で制限を受けてしまうことがしばしばあります。

出来ることや出来ないこと、得意なこと苦手なこと。人それぞれ十人十色。

得手不得手の数の多さは違えど、それは健常者でも障害者でも誰にでもあることですよね。

なので障害があって出来ないことが多くても、苦手なことが沢山あっても、

自分のやりたいこと、好きなことを楽しみたい!そう思うことに制限はありませんよね。

こちらのブログ、沢山のかたが様々な視点や分野で記事を作成しております。

このメゾン・シンビーオに訪れてくれたかたが、心も体も少しだけでも前を向けるように、気持ちに寄り添えるように、

これから沢山の情報をお届け出来たら、と思っております。

私もその一員として尽力していきたいと思いますので、どうぞ今後とも宜しくお願い致します。

なみこ