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地震の概要と対策
2024年02月19日(月) |

皆様こんにちは、視覚障害と聴覚障害を持っていて在宅勤務をしているHayatoです。

防災シリーズ第6弾がやってまいりました。

前回は

障害者の中でも精神障害や視覚障害を持っている方が非常時に備えて用意しておくべきものと意識すべき行動をご紹介しました。

前回の内容はこちら

今年は1月1日に石川県で大きな地震があり、その甚大な被害や被災地の様子が報道されていたのは記憶に新しいですよね。

地震については学校で習ったけれど、具体的な備え方が分からないなど、不安に思う方も多いかと思います。

本記事では、防災の準備として必要な災害の基礎知識の中でも地震について、概要と対策をご紹介します。

はじめに

本記事では以下の順番で地震についての概要をご紹介します。

  • 地震の基礎知識

地震が発生するメカニズム、震度とマグニチュードの違いについてご紹介します。

  • 地震の歴史

過去に発生した大地震について、発生件数や規模などを大まかにご紹介します。

  • 対策

地震に対する備えと実際に地震発生時に取るべき行動をご紹介します。

地震の概要

地震とは

地球の表面は十数枚の巨大な板状の岩盤(プレート)で覆われており、それぞれが別の方向に年間数センチメートルの速度で移動しています。

日本は、4枚のプレートの境界に位置し、岩盤中に大きなひずみが蓄えられるために多くの地震が発生します。

地震が発生する理由陸のプレートの下に海のプレートが潜りこみ、その力に耐えきれず元に戻ろうとする時に海溝型地震が発生します。

また内陸での活断層で発生する地震も陸のプレート内に蓄えられたひずみが原因で起こります。そのほかにも、火山活動で岩盤が破壊されることでも発生します。

※活断層について、以下説明です。

私たちが住んでいる街の地面を掘り下げていくと最後は固い岩の層にぶつかりますが、この岩の中にはたくさんの割れ目があります。

通常、この割れ目はお互いしっかりかみ合っていますが、ここに「大きな力」が加えられると、割れ目が再び壊れてずれます。この壊れてずれる現象を「断層」活動といい、そのずれた衝撃が震動として地面に伝わったものが地震です。

また地下深部で地震を発生させた断層を「震源断層」、地震時に断層のずれが地表まで到達して地表にずれが生じたものを「地表地震断層」と呼んでいます。

そして「断層」のうち、特に数十万年前以降に繰り返し活動し、将来も活動すると考えられる断層のことを「活断層」と呼んでいます(第四紀260万年前以後)中に活動した証拠のある断層すべてを「活断層」と呼ぶこともあります)。

 

震度とマグニチュードの違い

ここまではそもそも地震はなぜ起きるのか、その理由についてご説明しました。ここからは、ニュースなどでよく報道される震度とマグニチュードの違いについてご説明します。

ある場所における地震の揺れの強弱の程度を表すのが震度です。

一方、マグニチュード(M)は、地震そのものの大きさ、つまり地震の規模(エネルギー)を表します。

震度は場所ごとにそれぞれ決まりますが、マグニチュードは一つの地震に対して一つの数字しかありません。震源から出てくるエネルギーの大きさによってマグニチュードの数字は決まるので、大きな地震ほど数字が大きくなります。

地震の歴史

過去の大震災について2000年までは1872~1998年までの126年間で、阪神・淡路大震災や関東大震災など、22件の大地震が発生していたそうです。

発生場所は毎度異なりますが、中部・九州地方や北海道・岩手県などが多かったようです。

そういった震度6強の地震が記録されていない年もあるため、数だけで見ればそれほど多くはなかったようです。

しかし、これ以降の2000年から現在までは頻繁に規模の大きな地震が起きています。

2000年から2024年現在までの24年で40件の大きな地震が起きています。その中には東日本大震災や、今年初めて発生した石川県能登半島の地震も。

参考:地震の歴史(住宅構造研究所)

対策

地震への備え

  • 家具や家電を固定金具などで固定する

→重いものはできるだけ床面に近い位置に収納すると転倒や落下防止になる

  • ガラス類には飛散防止フィルムなどを貼り、ガラスが飛び散らないようにする

→けがの防止にもつながる

  • 火災に気を付ける

→火災に備えて、水の汲み置きや普段使わない電化製品のコンセントはプラグから抜いておく、門や扉など火が燃え移りやすい所には近寄らないなど

  • インフラ対策をしておく

→携帯電話の予備バッテリーや蓄電池、懐中電灯、飲料水、非常食など

  • 寒さ対策を用意する

→毛布や新聞など暖の取れるものを防災用品の中に入れておく(電気が使えないと暖房器具が使えないため)

参考: 地震に対する10の備え – 東京消防庁

いかがでしたか。今回は地震の概要と対策についてご紹介しました。