はじめに
今回はメンタルに強い人の特徴や
メンタルを鍛えるためのトレーニング方法などをご紹介します。
ストレスに対処する方法については、人それぞれの対策があると思います。
同じストレスの原因があっても、
ある人はストレスに敏感で、ある人はあまり気にしないかもしれません。
前者はストレスに対処する能力が低いと見なされ、
後者は逆にその能力が高いとされます。
その時どのような方法でストレスに向き合うかは人によって異なります。
この違いが「メンタルタフネス」の度合いに差をつけます。
メンタルタフネスとは
メンタルタフネスとは、「ストレス耐性」や「心の強さ」とも呼ばれ、
ストレスフルな状況下でも良いパフォーマンスを発揮できる能力を指します。
困難に直面しても感情に振り回されることなく、解決に向けた行動を起こせることが特徴です。
メンタルが強い人の特徴
1.ポジティブ思考である
メンタルが強い人の特徴として、考え方がポジティブであることが挙げられます。
困難な状況でも、自分がそれを乗り越えられると信じたり、
状況を受け入れるポジティブな姿勢を持っています。
不測の事態が発生しても「起こってしまったことは仕方がない」と考えられる、
そういったポジティブな思考ができるからこそ、精神的な余裕を持つことにもつながります。
2.自己評価が出来る
メンタルが強い人の特徴の一つに、自己評価ができることが挙げられます。
一方で、メンタルの弱い人は他人の評価に過度に気を配りがちで、
それによって不安定になる傾向があります。
自己評価基準を持ち、他者と適切な距離を保つことができる人は、
メンタルが強いとされます。
3.自分の意見を言える
メンタルが強い人は、自分の意見を自信を持って伝えることができ、
周囲の評価に左右されずに行動できます。
「自分は、自分」「他人は、他人」と自分と他者の違いを理解し、
自己主張をすることができます。
メンタルが強い人は、周囲の評価に左右されずに安定した行動ができますが、
周囲の評価を全く気にしないのも問題になることがあるので、
適切なバランスを保つことが必要です。
4.気持ちの切り替えが早い
メンタルが強い人は、失敗したり叱られても、素早く気持ちを切り替えることができます。
その際、反省はしても過度な後悔にとらわれず、未来に向けて経験を活かすことを重視します。
このポジティブなアプローチが、モチベーションを高く保つのに役立ちます。
5.視野が広く、他人を思いやることができる
メンタルが強い人は、心にゆとりがあり、周りの状況を理解する能力が高い傾向にあります。
困っている人に寄り添ったり、客観的に自分を見つめることができるため、
会社での立ち位置やコミュニケーションの取り方などを適切に行うことができます。
6.全員に好かれようとしない
メンタルが強い人は、自分の考えや信念を明確に持っているため、
全ての人から好かれることは不可能だと考えられます。
他人と自分は異なる存在であるため、
理解されないことや相性の不一致は自然なことだと受け入れています。
そのため、周囲の意見や反応を気にせずに行動できる特性があります。
7.行動に移すまでのスピードが早い
メンタルが強い人は、失敗を成功への道と捉え、
失敗の原因を見つけて改善策を考える能力に焦点を当てます。
そして失敗を恐れず、自分の行動に集中し、次にどう進むかを重視します。
一方、メンタルが弱い人は失敗を恐れて行動を制限しがちで、行動することに消極的です。
成功するためには失敗を恐れず、積極的な行動を続けることが必要です。
メンタルタフネスを鍛える方法
1.ストレスの原因を把握する
メンタルタフネスを向上させるためには、自分のストレス要因を把握することが必要です。
具体的なストレスの状況やその理由を書き出し、自分の考え方や行動パターンを認識します。
ネガティブなことを言語化するのは、大変な作業だと思いますが、
繰り返すことでストレスを感じにくくなる効果が期待できます。
2.自分にあったストレス解消法を用意しておく
ストレス解消方法は個人によって異なりますが、信頼できる人と話すことで楽になる人や、
趣味に没頭することでリフレッシュする人がいます。
自分に合ったストレス解消法を見つけることが重要です。
3.鈍感力を身につける
鈍感力とは、外部からのストレスを自分の中で溜め込まず、上手く流す力のことを指します。
不快な感情が湧いた時でも、それを気にせずに無視することや、
気づかないようにしてすぐに忘れることで、ストレスを受けないようにすることができます。
4.「他人は他人、自分は自分」と割り切る
「他人に自分を完全に理解してもらうのは難しい」と受け入れることで、心が楽になります。
トラブルが起きても「まあ、いっか」と考えることで、ネガティブな感情を軽減できます。
口癖を変えることで、考え方も少しずつ変わります。
物事を受け入れやすくするために、普段の口癖を変えてみるのも効果的です。
5.失敗を責めず、成功への糧にする
メンタルが強い人は、失敗を恐れません。失敗は挑戦の証であり、経験の一部です。
メンタルが強い人は失敗の「原因」を理解し、次に成功するための「対策」を考えます。
完璧な人はいません。
自分が行動を起こしたことを評価し、成功するまで次の行動を変えていくことが大事です。
このような考え方を身につけることも、メンタルを強くする方法の1つです。
おわりに
メンタルタフネスは、訓練すれば誰もが向上させることができます。
メンタルもスキルの一つです。
ストレスに対処するスキルを身につけることで、
より前向きに考えたり、行動することができるようになります。
参考リンク
School for Business
https://schoo.jp/biz/column/1554
NLP-JAPAN ラーニング・センター
https://www.nlp.co.jp/nlp-note/mental-strong/