
精神疾患を抱えている方は疾患そのものや薬の影響でエネルギー不足になりやすいそうです。
心身のエネルギーが不足すると、集中力や意欲が低下するなど、仕事に影響を及ぼすことがあります。
特に在宅ワークですと急にやる気がなくなってしまったりすることもあるかと思います。
そのような時、一人でモチベーションを上げるのはなかなか難しいことですよね😔
精神疾患を抱える方は病気の種類に関わらず、緊張しやすかったり不安を感じることが多いそうです。
この緊張や不安が大きいと体に力が入り、肩こりや首、目の周りの痛みを引き起こすことがあります。
また、統合失調症の方は、周囲の音や光に対して敏感になりやすく、そういったストレスが脳に大きな負担をかけ、疲れやすくなる原因となります。
さらに抗精神病薬や抗うつ薬などの服用が認知機能に影響を与えることもあるそうです。
すると集中力や判断力が低下し、元気な時に比べて仕事をスムーズにこなすことが難しくなります。
その結果、作業に長い時間がかかり、疲労感が増すことになってしまいます。
エネルギー不足は健常者にとってもよくあることだと思いますが、障がいのある方にとっては、より
一層エネルギーを効率的に管理することが仕事に専念する上で重要となります。
エネルギー不足を解消するためには、適度な休息とリラックスをすることも非常に大切で、定期的な
休憩やリフレッシュタイムを挟み、身体と心の疲れを癒すことで、仕事への集中力が向上します。
20分程度の昼寝をすることもおすすめです。過度な労働やストレスはエネルギーを消耗させる大きな
要因となりますので、オンとオフの適切なバランスを保つことが重要となります。
仕事でモチベーションを上げるためには、短期的な小さい目標をご自身で設定して、それを一つずつ
クリアしていくとよいでしょう。
大きな目標の中では良い結果を出すことができると思える、達成しやすい目標を少しずつ設定してみましょう。
目標はモチベーションの源となり、目標達成による成功体験が積み重なることで自信がつき、仕事に対する集中力を高めます。
障がい者雇用の仕事は比較的単純作業や定型業務、ルーティンワークが多い傾向にあります。
そのため、仕事に飽きたり、目標が不明確であったり、自分の貢献を感じられないことがあります。
もし仕事にやりがいを感じられない場合は、新たな目標を見つけたり、プライベートをより充実させるなど、自分時間を大切に、楽しんで過ごすことを意識してみましょう。
すると、仕事とプライベートのメリハリがつくことで仕事にも充実感が生まれ、モチベーションの回復にもつながるでしょう。
さらに、働きたいという意欲や理由を持つことも効果的です。例えば、「お金が欲しいから」など単純に思える理由だけでも十分なのです。
障がいのある方が自分のペースで働くためには、ご自身の疲労度やコンディションを確かめながら、
そこに合わせた柔軟なスケジュール設定をし、仕事を進めていくとよいでしょう。
また、進捗状況や必要な支援を周囲と共有し、コミュニケーションを通じてサポートを受けることも必要です。
日常的なご自身のケアも大切になりますので、適度な休息やリフレッシュを心がけ、自分のペースをしっかり把握することで、仕事を継続してこなすことができるようになります。
仕事に対するモチベーションを毎日同じように維持できる人間は、割合としては限りなく少ないのではないでしょうか。
というのも、人間は誰しもその日の心身の状態や置かれた環境に左右されて気分が変わったり、何かしらの変化が起きて当然だからです。
精神疾患を抱えている方はとりわけ心の状態や体調に波があるため、思うように仕事に取り組めない日もあるかと思います。病気の特性上、疲れやすかったり、普段と同じ業務を進めていても、その日のコンディション次第で必要以上にエネルギーを消費してしまうこともあるでしょう。
だからといって、なかなかモチベーションが上がらないご自身を責める必要はありません。
まずはご自身の体調と日々相談しながら、自分のペースで仕事に取り組むことを第一にしましょう。
心身のコンディションを整えることを念頭に、しっかりとした自己管理をしたうえで仕事を進めていくことが、仕事を長期的に継続していくことにも、モチベーションを維持していくことにもつながっていきます。
小さな目標でも達成することで成功体験が積み重なれば、いずれご自身の糧となり、自信となり、立てる目標自体も仕事のスキルもレベルアップしていきます。
ご自身の持つエネルギーを効率よく使い、オフの時間にしっかり充電すること(お休みすること)を忘れずに、自分のペースを大切にして仕事に向き合っていきましょう😊