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障がい者の新たな働き方「メタバース就労」とは ~ 新しいバリアフリー ~

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障害者雇用の現状とは

厚生労働省によると、日本の障害者数は1160万人と推計されています。
人口のおよそ9.2%にあたり、増加傾向が続いています。

そして2024年4月からは「共生社会の実現」へ向け、
障害者の法定雇用率が2.5%に引き上げられました。

しかし法定雇用率を現在達成している企業は50.1%と半数に留まっており、
障害者雇用は大きな課題となっています。

そこで障がい者が長期的に働くことができる職場を目指した、
仮想空間メタバースを活用した取り組みが始められています。

新しい働き方として注目されはじめた「メタバース就労」

メタバースとは

メタバースとはインターネット上に構築された仮想世界で、
ユーザーがアバターを通じて相互に作用する環境です。
この空間では、個人はアバターを用いて教育、仕事、社交など、あらゆる活動に参加することができます。

メタバース空間では身体的な限界を超えて、多様な体験が可能になり、
社会的な障壁を乗り越えたコミュニケーションが実現します。

これにより、障がい者は自宅からでも就労に必要なスキルを磨いたり、
教育を受けたり、新たな友人を作ることが可能になります。

メタバースは、自分のペースで学び、働き、遊ぶことを可能にするだけでなく、
社会的な孤立を防ぐ手段としても機能し、QOLの向上にも寄与することが期待されています。

メタバースのメリット

大きなメリットとして「バリアフリー」と「コミュニケーションの円滑化」が挙げられます。

メタバースを活用することで出社の必要がなくなり、
障がい者にとって課題の一つである移動の難しさを解消することができます。

また、アバターを使用することで、人と顔を合わせることが苦手な方のストレスの軽減も期待されています。

身体的な制約を超えた自由な活動が可能になることで、
移動の自由が限られている車椅子ユーザーや、不安障害等を抱える人々が、
アバターを通じて仮想世界で交流し、持っている能力を活かして仕事を行うことが可能となります。

メタバース内でのコミュニケーションや仕事は、
利用者に自己効力感と社会的なつながりを提供し、孤立感を軽減することにもつながります。

企業と障がい者の双方のニーズに応え得る「メタバース」

メタバース活用によって以下の2点が期待されています。

・障がい者が自宅にいながらにして能力を発揮する機会が広がり、雇用促進が進むこと
・障がい者が社会的な活動に参加し、自立した生活を送ることができるようになること

企業と障がい者のニーズを充足し、社会をより豊かにする方法として、
企業では徐々にメタバース就労が取り入れられ始めています。
柔軟な働き方を選べる未来が近づきつつあります。