メゾン・シンビーオ(在宅就労の豆知識部屋)
前回まではスクリーンリーダーについてご紹介してまいりましたが、今回は音声読み上げアプリ(以下、OCRアプリと呼称します。)についてご紹介します。
「スクリーンリーダーとどう違うの?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、その違いは読み取る対象にあります。
スクリーンリーダーは端末の画面に表示された文字を読むもの、OCRアプリは紙や看板、読み上げが固まった端末などの文字や画像を読み取るものです。
今回ご紹介するのは私が使用しているOCRアプリであり、他にも様々な種類や性能のアプリがあります。
例として、OCRアプリには以下のようなものがあります。
SeeingAI
多数の言語に対応しており、ドキュメントや通貨・シーンなどチャンネルがあり、必要に応じて切り替えます。
EnvisionAI
インスタントテキストでは画面の変化が読み上げに反映されます。そのほかにもファイルを取り込んで内容を読み取ることもできます。
Sullivan Plus
キャプチャーボタンを押すと読み取りができ、結果はテキストやシーンなどそれぞれが一覧として表示されます。
他にもGoogleレンズやClipOCRなどもあります。
また、見え方によってはルーペや拡大読書器と呼ばれる機械を使って直接目で見て読み取っている方もいます。
拡大読書器は、文字を拡大するだけでなく、白黒反転などのコントラストを調整したり、罫線を投影する機能もあります。
いかかでしたか。本記事ではOCRアプリについてご紹介しました。
次回は読書支援機器についてご紹介したいと思います。
私は視覚と聴覚に障害があり、視覚障害については何も見えていません。
当事者の一人として、皆様に白杖や点字ブロック以外のことも知っていただけたらと思い、視覚障害者が利用しているツールについてご紹介していこうと考えています。
皆さま、どうぞよろしくお願い致します。