メゾン・シンビーオ(在宅就労の豆知識部屋)
こんにちは☺
今回から「ぐるぐる思考から抜け出すワーク」シリーズを6回にわたってお届けします◎
つらいぐるぐる思考から、一緒に脱却していきましょう!
もくじ
はじめに ~このblogで扱うぐるぐる思考とは~
● ぐるぐると同じ嫌な気持ちを繰り返してしまうこと
● 嫌な場面や言葉を思い出して追体験したり、反芻したりすること
● 自分でもどうしたら良いのか分からないままつらい気持ちの 無限ループに迷い込んでしまうこと
誰もが経験したことのある「ぐるぐる思考」について
一定の時間で考えることをやめて、何か行動を始めた方がよほど効率的なのに、
何も解決しないのに無限に考え続けてしまうこと、皆さんにもあるのではないでしょうか。
わたしも休日をぐるぐる思考に費やしてしまい、気づいたら夕方になっていたり、
仕事終わりに疲れて何もできず、その場で横になったまま考え事を続けてしまうことがあります。
ただ悩み続けて時間を浪費すると、心も頭もぐったりしてしまうし、心が追い込まれていってつらいですよね。
今回のシリーズは、目には見えないけれど疲労レベルが高い「ぐるぐる思考」について、取り扱っていきます。
このワークの目的
自分の陥りやすい考え方や、受け止め方のクセに気づき、
ぐるぐる思考から抜け出すお手伝いをすることを目的としています。
同じ事実でも受け止め方ひとつでこんなに違う!
例:仕事でミスをした
●ミスをしたけれど業務確認の大切さを再確認できた。
●初心に戻ってミスをしないように気をつけよう。
●もう信頼は二度と取り戻すことは出来ないだろう。
●こんなこともできないなんて、だから自分はダメなんだ…
同じ事実に対しても、受け止め方一つでこんなにも気持ちの方向性が変わります。
みなさんは普段どのような考え方をすることが多いですか?
ワーク1
事実に対してポジティブな考え方とネガティブな考え方を
2つずつ書き出してみましょう◎
例:予定を間違えてミーティングに遅刻した。
ポジティブな考え方 | ネガティブな考え方 |
例:予定管理の大切さに改めて気付くことができた。 例:慣れてきて朝のTODOリスト作りを辞めていたが、再開してみよう。 | 例:やるきがなくだらしないと思われただろう… 例:もう見放されただろうから会社に行きたくない… |
ワーク2
ワーク1の振り返りをしましょう◎
1.自分で書き出したポジティブな考え方、ネガティブな考え方と、
例に上がっている考え方を比較してみてどのように感じましたか?
2.ほかの人も、自分と同じようにネガティブな考え方をすると知って、どのように感じましたか?
3.書き出すことで、自然と陥りがちな考え方のクセが少し見えてきたかと思います。
どちらの考え方の方が心が過ごしやすいと感じますか?
事実の見方や受け止め方で、
その後の自分の気持ちや考え方が変わる!
一つの出来事に対して多方面から検討することで
前向きな面を自分で見つけられること、
前向きな考え方は自分で選択できることに気づけたかと思います。
自分の思考がその後の行動に及ぼす影響について
● ポジティブな考え方をした場合の次の行動
→ 明日からまた頑張ろう!とTODOリスト作成や予定確認など
未来につながる行動を選ぶようになる。
● ネガティブな考え方をした場合の次の行動
→ もう仕事に行きたくない、またミスするかも知れない…と思考の悪循環に陥り
本来の力を出せずに萎縮したり、欠勤や遅刻などの行動につながっていく。
ネガティブ思考は考え方のクセ
誰もが持っているネガティブな考え方ですが、
適切な範囲では危険を回避するために役立つこともあります。
ネガティブな考えは決して悪ではありません。
悪いことを先回りして予測する一種の生存本能とも云われています。
たとえば「またミスをしそう」と後ろ向きな想像をした後に
「ミスしないためにどうするか」を考えると最後はポジティブな考え方になり、
「落ち込むだけで動けない」という悪循環にはまらないことができます。
次回は自分にどんな考え方のクセ【認知のゆがみ】があるのか知っていきましょう。
ここまでお疲れ様でした☺今日のワークはここで終了です!
考えを引きずらないようにノートを閉じて「おわり!」と声に出してみてください♪*.
次回のワークもお楽しみに(^^)
強迫さんと鬱さんと仲良くなって早10年☺精神保健福祉士資格や心理系資格を活かしながら
こころとからだに関する情報をご紹介します。近頃はピアサポートに興味あり♪