メゾン・シンビーオ(在宅就労の豆知識部屋)
スクリーンリーダーを使う時、gmailとoutlookの操作性
こんにちは💻🖥️
視覚障害と聴覚障害を持っていて在宅勤務をしているHayatoです。
私事で大変恐縮ですが、スクリーンリーダー(画面読み上げソフト)を使って
gmailとoutlookそれぞれを使ったときの感想を申し上げます。
gmail
他のアプリとの連携ができる
gmailはgoogleワークスペースというgoogleが提供するサービスの中に含まれているため、google carendarやgoogle driveなどと連携しています。
例えばモバイルアプリの話になりますが、受信メールにファイルが付いているときにそのファイルを開くと、「ドライブに保存」というボタンがあります。
こちらとても便利で、非常に重宝しております。
毎回保存先を指定してデスクトップ上に保存するのは若干手間がかかるので助かっています。
ちなみに、上記のように添付ファイルをPC版のgmailからgoogleドライブに保存をしてみましたが、ファイルを任意の場所に保存するのにはやや手間がかりました。
モバイル版ではアイコンをタッチするのは合計4~5回程度で済んでいます。
それでも充分に多いと感じるかもしれませんが、PC版ではそのおよそ2倍の10回程度キー操作が必要でした。
google driveだけでなく、google carendarやgoogle meetなどとも
連携ができて便利に感じています。
具体的には、次のようなことがスムーズに行えています。
- ・招待状の送信
- ・招待状の参加可否質問に「はい」と回答したした会議をスケジュールに組み込む
- ・会議に参加
不便に感じる点について
ここからはパソコン版(ウェブサイト上)のgmailの話なのですが、メールについての操作でショートカットキーがスムーズに使えず、少し大変だと感じています。
スクリーンリーダーを使用してgmailを利用する際はできるだけNVDAを使うことをおすすめします。
PC-Talkerのほうが反応速度は速いのですが、gmailについては操作に少し難儀してしまうからです。
ショートカットキーについてもCtrl + Altとその他のキーという組み合わせのものはPCトーカーでは利用できません。
具体的には以下のアイコンをクリックするのにナビゲーションキーやブラウズモードをオフにする必要があります。
- ・返信
- ・全員に返信
- ・メールを開く
蒸気のようなショートカットキーを使う場合の手間などもあり、gmailのみを使用する場合は
できるだけスマホでモバイルアプリを使用するほうが使いやすいかと思いました。
outlook
outlookはパソコンでしか使ったことがないため、
モバイルについては申し訳ありませんがわかりません。
パソコンのアプリでのoutlookは次のような便利さがあり、重宝しています。
メールのショートカットキーがたくさん使える
具体的には以下のような機能がショートカットキーを使えてとても便利だと感じています。
- ・返信
ファイルについての操作は以下のように簡単にでき、私はとてもよく使います。
- ・ファイルの添付…メッセージ本文にコピー&ペースト
- ・保存…ファイルをコピー→任意の場所にペースト
不便な点について
オンラインストレージで作業している場合は毎回ファイルのアップロードが少し手間ではあります。
他にもgoogle meetはoutlookの予定表からだと、参加できない可能性が高いという点もあります。
※Microsoft Teams会議には問題なく参加できます。
スクリーンリーダーを使用する場合、
gmailはNVDA、outlookはPC-Talkerのほうが良いかと思います。
私の場合のメールソフトと使用法
ここまでgmailとoutlookについて申し上げましたが、
私は次のようにしてメールソフトを利用しております。
gmailアカウントをoutlookで利用する
上記の場合、招待状、メールへの返信がスムーズにできます。
それに加えて招待状の場合はメッセージの一覧から返信項目を選択することもできるので、
「参加」、「辞退」、「保留」などを探す手間が省略できて便利に感じています。
本記事ではgmailとoutlookについて、私個人の感想をご紹介という形で掲載いたしました。
それぞれに長所があります。
用途ごとに使い分けが可能であればメールをもっと便利に利用できて良いですよね。
私は視覚と聴覚に障害があり、視覚障害については何も見えていません。
当事者の一人として、皆様に白杖や点字ブロック以外のことも知っていただけたらと思い、視覚障害者が利用しているツールについてご紹介していこうと考えています。
皆さま、どうぞよろしくお願い致します。