メゾン・シンビーオ(在宅就労の豆知識部屋)
皆さんはパソコンスキルの習得についてどのようにお考えでしょうか。
「画面を見れば何とかなる」、「難しい」など感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は私の場合で習得の経緯も含めてそれらのことについてご紹介したいと思います。
習得の経緯
私は高校卒業後の進路について考えたとき、「学ぶのなら職業に直結することを」と思いパソコンスキルを習得しようと決めました。
私は視覚障害があるため、専門の職業訓練校へ通い、2年間で業務に生かせるスキルを習得いたしました。具体的にはオフィスソフト使い方やインターネット検索について学びました。
1年で基本のスキルを、用途や考え方などさらに踏み込んだところをもう1年、合計2年かけて習得いたしました。
習得の難しさ
何に難しさを感じるかは人によりますが、私はExcelの関数やインターネット検索のスキル習得が難しいと感じました。Excelの関数は使用経験がほとんどないために理解するのが難しく、インターネット検索はレイアウトや搭載されている機能がそのサイトによって異なるため、「やりづらい」と感じました。
習得方法
前述の通り、専門の職業訓練校へ通い、講師の方のアドバイスやいただいたテキストを使ってその日のうちに反復練習をすることで身に着けることができました。
おすすめの習得方法は「とにかくやってみる」ことです。一度習っただけ・調べただけでは理解が難しいものもあるかと思いますので、反復練習やほかのファイルでの作業で活用することをおすすめします。
ウェブサイトからダウンロードできる教材やパソコン教室などで配布されたテキストを用いて練習・復習することもできるでしょう。
いかがでしたか。本記事ではパソコンスキルの習得方法やその難しさについて私の場合でご紹介しました。この記事を通して少しでもパソコンスキルの習得に前向きなご興味を持っていただけたら幸いです。
私は視覚と聴覚に障害があり、視覚障害については何も見えていません。
当事者の一人として、皆様に白杖や点字ブロック以外のことも知っていただけたらと思い、視覚障害者が利用しているツールについてご紹介していこうと考えています。
皆さま、どうぞよろしくお願い致します。