メゾン・シンビーオ(在宅就労の豆知識部屋)
ウェブアクセシビリティの概要のご紹介
皆さんはウェブアクセシビリティについてどの程度ご存じでしょうか。「言葉自体は聞いたことがある」という方もいらっしゃるかと思います。
しかし、「ウェブアクセシビリティを改善して」といわれたときにそもそもウェブアクセシビリティとは何か戸惑うこともあるでしょう。
そこで今回は私の存じている範囲内でウェブアクセシビリティの概要などをご紹介します。
ウェブアクセシビリティとは
「いつでも・どこでも・誰でも」ウェブにアクセスし、提供されているサービスを利用できるまたはそれに達している状態です。
具体的には
一般的にウェブアクセシビリティを十分に確保している状態は以下の4つをさします。
● 目が見えなくても情報が伝わる・操作できること
● キーボードだけで操作できること
● 一部の色が区別できなくても情報が欠けないこと
● 音声コンテンツや動画コンテンツでは、音声が聞こえなくても何を話しているかわかること
上記を達成するには以下のようなことを推奨します。
・画像やボタンに代替テキストをつける
何の画像/ボタンなのかが「目が見えない」状態でもわかります。
その際、複数の画像をグループ化(まとめてコンテンツとして表示)している画像にはすべての画像の説明をつけておきましょう。説明は簡潔な短いテキストが読みやすいが良いと思います。
・映像/音声コンテンツには字幕を設定する
字幕が流れるボタンを付与しておくと音声等が聞こえなくても内容を理解できます。
また、コントラストや文字の拡大/縮小機能をつければウェブアクセシビリティが達成されるという誤解は要注意です。利用しているウェブブラウザで共通の設定にしていることが多いからです。
いかがでしたか。今回はウェブアクセシビリティについて、さわりの部分とポイントをいくつかご紹介しました。この記事を通して少しでもウェブアクセシビリティについてご興味を持っていただけましたら幸いです。
私は視覚と聴覚に障害があり、視覚障害については何も見えていません。
当事者の一人として、皆様に白杖や点字ブロック以外のことも知っていただけたらと思い、視覚障害者が利用しているツールについてご紹介していこうと考えています。
皆さま、どうぞよろしくお願い致します。