メゾン・シンビーオ(在宅就労の豆知識部屋)
皆さまは視覚に障害のある方のことについてどのくらいご存じでしょうか。
「外を歩いているのは見かけたことがあるけれど…」という方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は視覚障害者の支援機器のうち、スクリーンリーダー(音声読み上げソフト)とは何かをご紹介します。
スクリーンリーダーのご紹介
スクリーンリーダーとは、その名の通り画面読み上げソフトで、パソコンやスマートフォンの画面に表示された内容を読み上げるためのソフトです。
それらを導入したパソコンは音声での読み上げと、スクリーンリーダーのショートカットキーが一部通常の操作と重なることがある以外はほかのパソコンやスマートフォンと変わりません。さらに、その音声をショートカットでオフにすることもできます。
パソコンやスマートフォンの使用において、画面を見て操作が困難な視覚障がいのある方の多くはこの「耳からの情報」だけでオフィスソフトやインターネット、メールを使っています。
読み方
・画像:「画像」と読み、具体的な内容はスクリーンリーダー自体では読み上げません。
・行空け:「空行」、「改行」、「空」などと読み上げます。Excelの場合、セルの中身が空白の場合は「ブランク」と読みます。
・文字:漢字は音読みと訓読みを読み上げるので、それを聞いてどの字を使うのか選びます。
今回はスクリーンリーダーという存在についてご紹介しました。本記事ではパソコンのスクリーンリーダーについてご紹介しましたが、iPhoneやアンドロイドにはスクリーンリーダーが標準搭載されており、それらは設定でいつでもオンにすることが出来ます。
今回は概要のご紹介のみでしたが、次回は具体的な種類についてご紹介させていただきたいと思っています。
私は視覚と聴覚に障害があり、視覚障害については何も見えていません。
当事者の一人として、皆様に白杖や点字ブロック以外のことも知っていただけたらと思い、視覚障害者が利用しているツールについてご紹介していこうと考えています。
皆さま、どうぞよろしくお願い致します。