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【知って労わろう❤こころとからだ】在宅ワーク時のメンタル不調😔~原因とやる気を出す方法とは?~

はじめに

自分のペースで仕事ができる、通勤時間が削減されるなど、新たな働き方の一つとして定着した在宅ワークは、ストレスが少ない柔軟な働き方と捉える方が多いかもしれません。

ですが、最近ではこの在宅ワークが続くことによってメンタル面での不調を感じている方が増えており、「テレワークうつ」という言葉もあるほど、メンタルヘルスの面で大きな課題となっています。

在宅ワークが引き起こすメンタル不調の原因とは何なのでしょうか。

在宅ワークでメンタル不調になりやすい原因とは?

コミュニケーションの減少

在宅勤務の場合、オフィスに出社する必要がないために社員同士のコミュニケーションが減少し、当たり前のようにあった人との関わり合いが希薄になると、人間は孤独感に襲われたりネガティブな感情を抱いてしまうことがあります。

人と人との会話には、ネガティブな感情を吐き出すことで得られる解放感や安心感、精神的な安定などを指す「カタルシス効果」を持ち、心の浄化作用があるとされています。

また、「話を聞く」行為は脳の前頭葉を活性化し、リラックス効果をもたらすそうです。

オフィスでの何気ない会話がストレス解消に役立っていたのですね。

身体の不調からメンタルの不調へ

在宅ワークの普及により、1日中外出しない日が増えている方が多くなっています。

活動量が減少すると運動不足になり、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。具体的な症状としては、肩や首のコリ、目の疲れ、腰の痛みなどが挙げられます。

在宅ワークでは長時間座りっぱなしになることが多く、運動不足から身体の不調が現れやすくなり、

そういった身体の不調がメンタル面での不調につながる場合もあります。

生活リズムの乱れ

在宅ワークは生活リズムを乱しやすく、緊張感が薄れることで日中の眠気や体のだるさが生じることがあります。これらの不調はうつにつながる可能性もあるそうです。

また、勤務時間を超えて働きすぎるケースもあり、休憩を取らずに仕事を続けると心身の疲労を蓄積させる危険があります。生活リズムの乱れは体調やメンタルに悪影響を及ぼすため、日常的な健康管理が重要です。

在宅ワークでやる気を出す方法!

在宅ワークが原因でメンタルの不調が生じると、やる気の低下やうつ病、適応障害などの深刻な問題につながることもあるそうです。

心身の健康を守るためには、異変を感じる前から積極的にメンタルのケアをすることが大切です。

ではストレスを軽減し、やる気を引き出すためにはどのような方法があるのでしょうか。

【在宅ワークでやる気を出す7つの方法】

①身なりを整えよう

②勤務前にお散歩をしよう

③仕事用の音楽を決めよう

④こまめに休憩を取ろう

⑤積極的にコミュニケーションを取ろう

⑥お部屋の換気をしよう

⑦お部屋で出来る運動をしよう

①身なりを整えよう

毎朝会社に出勤する時と同じように着替え、身なりを整えることも、やる気を引き出すための「切り替えスイッチ」になるそうです。

在宅ワークのメリットとして身なりを気にしなくても良い点が挙げられますが、普段着でも着替えること、軽いメイクをするなど、身だしなみを整える習慣を持つことで仕事モードへの切り替えがスムーズになるでしょう。

②勤務前にお散歩をしよう

体内時計を整えるためには、朝日を浴びながらの散歩が効果的です。

人間の体内時計は25時間周期で動いており、朝日を浴びることでリセットできるとされています。

この習慣を取り入れることで、正常な時間感覚を維持でき、在宅ワーク中の睡魔や集中力の低下を防ぐことができます。特に朝の散歩は自律神経を整えてストレスを緩和させ、やる気を引き出すためにも役立ちます。

③仕事用の音楽を決めよう

やる気を引き出すための音楽を選び、それをBGMとして流すことも効果的です。BGMは周囲の雑音を遮断し、集中力を高める助けになります。

自宅ではオフィスと違ってBGMを流しても迷惑をかける心配がないため、好きな音楽を楽しみながら作業を進めることができますよね。

④こまめに休憩を取ろう

長時間の作業は心身ともに疲弊し、集中力も落ちて作業効率も悪くなってしまいます。

そのような事態を避けるために、あらかじめご自身で休憩時間を設定しておくと、やる気を高めるためには効果的です。

休憩時間を決めることで作業を強制的に中断し、疲れた状態での長時間作業を避け、休憩を挟んで少しの時間でもリフレッシュすると次の業務への集中力を高めることができるようになります。このような「こまめな切り替え時間」を作業の合間に挟むことがモチベーション維持にもつながっていきます。

⑤積極的にコミュニケーションを取ろう

在宅ワークは業務内容によっては1日中、誰とも話さないこともあるかと思います。

しかし、人とのつながりを持つことはストレスを軽減して、やる気を出すことにもつながります。

そのため、チャットツールを積極的に活用したり、Web会議でカメラをONにして、お互いの顔を見ながら会話することがおすすめです。

会社内でのコミュニケーション不足は業務を進める面でも、社員のメンタルヘルス管理の面においても、さまざまな弊害を生みだしてしまいます。そのため、顔を合わせる機会が無くなってしまう在宅ワークの時こそ、社内でのコミュニケーションを活性化させることが大変重要となります。

在宅ワーク時のコミュニケーション手段は限られてしまいますが、そういった状況でも様々なツールやシステムを活用して、人とのつながりを大切に、積極的にコミュニケーションをとるように心がけていきましょう。

⑥お部屋の換気をしよう

仕事中に眠気やボーっとする時間が増えるのは、空気中の二酸化炭素が原因かもしれません。換気を怠ると二酸化炭素が溜まり、体調に悪影響を及ぼすことがあります。

特に在宅ワーク中は、定期的に換気を行うことが重要です。換気をすることで頭がすっきりとし、アイディアが出やすくなるなどの良い効果が期待できます。

花粉や黄砂の時期は窓を開ける幅を狭くしたり、カーテンを閉めて窓を開けるとよいでしょう。

⑦お部屋で出来る運動をしよう

自宅で簡単にできる運動としては、ヨガやストレッチがおすすめです。

精神的な疲労は運動によって、肉体的な疲労へと変えることができるそうです。精神的な疲労は短期間の休息では回復しにくいですが、肉体的な疲労は少しの休息で回復することができます。

適度な運動を習慣化することで、集中力を維持しやすくなり、作業効率が向上します。在宅ワーク中に疲れを感じた際には、背伸びをするなどしてリラックスすることも効果的です。

おわりに

在宅ワークを続けていく際には、さまざまな面でのセルフケアが大変重要となります。

メンタルの不調を防ぐため、ご自身に合った方法でリフレッシュを図りながら仕事に取り組むことができるように、この記事が参考になれば幸いです。

また、精神疾患を抱えている方は気分や体調の波があり、強い眠気や疲労感を感じることが多いと思います。心身が辛い時は無理をせずにしっかりと休むこと、そして仕事を継続するためにもクリニックや病院で治療を続けましょう。