メゾン・シンビーオ(在宅就労の豆知識部屋)
在宅勤務3年間を振り返って
hayatoです。
私が完全在宅勤務で入社してから、今月で在宅勤務3年目も残すところあと3か月となりました。
そこで、この3年間の振り返りを掲載します。
在宅勤務を選んだ理由
私は全盲+聴覚障害があり、通勤や聞こえにくさゆえのコミュニケーション面の不安がありました。
障害とは別な疾患もあり、そのような問題を抱えたまま出社形式の勤務は続かないと思ったからです。
今の働き方になったきっかけ
私がシンビーオ経由での在宅勤務を始めたのは2023年4月でした。
2022年度に再就職活動をしていたのですが、障害や職歴の浅さが原因で難航していました。
在宅でできる就労継続支援の事業所があるということで、当時の支援員さんと一緒にシンビーオ横濱の見学に活きました。
見学へ行った際、シンビーオの社長さんから「ちょうど募集をかけている企業があるのでいかがですか」とオファーをいただき、これは渡りに船ということで今の会社に入社しました。
在宅勤務でよいと感じていること
通勤や職場内の場所移動、聞こえにくさといった問題がない分、とても働きやすい良い環境だと感じています。
それ以外にも、体調が悪化した時に自分のペースで作業できるところ、通院の時間が取れるところも良いと感じています。
入社1年目
最初は、以前の失敗から「業務が難しいのではないか」と不安でしたが、まずは慣れるところからということで難易度の低めな入力業務から入りました。
そこでエクセルで作業しつつ、googleワークスペースの操作に慣れる時間をとりながら作業ができるのは本当にありがたかったです。
3か月目からブログ業務が始まり、最初は手探りで始めました。
ワードプレスを扱うことには慣れるまで時間がかかりました。
内容は主に自分の障害関連のことが中心でしたが、それ以外のテーマも思いつかないときは定着支援担当の方と相談しながら決めていました。
相談しながらのため、「書かなきゃ」、「違うテーマも作らなければ」というプレッシャーはなく、安心してブログ業務に取り組めるのも良いと思っています。
2年目
ブログ業務は、自分からネット検索などでテーマを探して原稿を作成するようになりました。
ブログ関連でAIを使うようにもなり、新しい技術を使うのに問題がない所はやりがいをもってスキルアップに望める良いきっかけでした。
3年目
AIを使ってブログそのものを作成、表現を自分なりに変更するなどできるようになりました。
アイキャッチ画像は、選定から設定まで校正担当の方に依頼していましたが、作成はAIを使って、設定は方法を調べて自力でできるようになりました。
全体的に自身の障害、疾患によって起こりうる問題をカバーでき、キャリアアップ(新技術への挑戦など)もしやすい環境で勤務を続けられていることは良いと思っています。
これからも、新しい技術や業務に挑戦できる機会があれば、前向きに取り組みます。

私は視覚と聴覚に障害があり、視覚障害については全盲です。
当事者の一人として、皆様に白杖や点字ブロック以外のことも知っていただけたらと思い、視覚障害者が利用しているツールについてご紹介していこうと考えています。
皆さま、どうぞよろしくお願い致します。



