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雪国ならではの車の装備品。冬用ワイパーって必要?
2025年01月08日(水) |

こんにちわ。ねこりんごです。

今シーズンの冬はとても寒く雪も多く降っている地域が多いそうです。
ねこりんごの地域(青森県太平洋側)は比較的雪が少ないところではありますが、12月でも雪が結構積もる事が多かったです。

そこで今回は雪のドライブに欠かせない装備といわれている

「スノーワイパー」
(呼び方や商品名は色々あって「冬用ワイパー」「スノーブレード」などと呼んだりします。
以下「スノーワイパー」と統一して表記します。)

についてメリット注意点をご紹介していきたいと思います。

12月としては雪が降る日が多い印象。

☃スノーワイパー☃

ゴムに覆われていて中の骨組みなどが目視できないようになっています。

暖かい地域で雪が降らない地域に住んでいる方はもしかしたらその存在自体をしらないかもしれないであろう「スノーワイパー」を紹介します。

上記の画像のように「スノーワイパー」は普通のワイパーと比べると太く大きいと感じると思います。


・なぜスノーワイパーに交換するのか?

標準装備のワイパーはフレームがむき出しになっており、そこに雪が詰まり、凍ってしまうと柔軟性がなくなり、ガラス面にワイパーを押し付けられなくなります。
そのためガラスの拭き取りが困難になってしまいますので良好な視界を得るために交換します。

そして雪国では「凍結防止剤」(塩化カルシウムなど)を道路に散布します。
凍結防止剤の塩分は錆びの原因になるため、スノーワイパーは錆びに強いステンレスを採用していることが多いです。

「凍結防止剤」の影響で雪国の車は錆びやすい。

大きく言うと「視界」「耐久性」の2点のために「スノーワイパー」に交換するということになります。


・ワイパーを交換!これで雪が降っても良好な視界を確保でき安心😀
しかし注意点があるのです(^_^;)

天気の良い日中の高速道路で気温がプラス気温で乾燥した雪だと「サマーワイパー」のほうがいいです。
気温が高くても湿った重い雪が降っているときは「スノーワイパー」がいいです。

低速時はいいのですが、高速道路を走行すると「スノーワイパー」が浮き上がる傾向があります。
そのため速度が早くなればなるほどワイパーをガラス面に押し付けられなくなり、拭き取りが悪くなります。

例えるなら古いワイパーを使っていて拭きムラがあるような感じです。
新品の「スノーワイパー」でも拭き取りは悪く、もしかしたら初めて装着する方は「あれ?不良品かな?」と思うかもしれません。

「スノーワイパー」を作っている各社、考慮して開発をしているとは思いますが、構造上仕方ないことだと思います。

ねこりんごは冬シーズンに遠出する場合「スノーワイパー」「サマーワイパー」どちらも携帯していて行く場所や天候によって駐車できる場所で交換しています。
時間も2~3分くらいで気軽に変えられますので。

暖冬だった2023年末の福島県「大内宿」。
地面が見えるほど雪が少なく青森県から福島県の道中でも「サマーワイパー」を装着。

「スノーワイパー」は先程の画像の通り大きくなるため「サマーワイパー」より重くなります。
そのため、当然モーター負荷は比べると大きくなります。

下の画像のように雪がかなり積もったままワイパーを動かしてしまうのは危険と言えるでしょう。
場合によってはモーターが壊れることもあるそうです。

ここまで積もったら、雪を降ろしてからワイパーを動かすようにしたほうが無難です。

負荷を軽減するためワイパー適合表などを見ると純正サイズよりワンサイズ小さい「スノーワイパー」が推奨されることが多いです。

「スノーワイパー」は、「サマーワイパー」よりもワイパーゴムの部分が厚めに作られていて、ゴムが硬くなりにくくなる工夫がされています。
そして「サマーワイパー」と比べて素材が柔らかくなっています。
そのため、「サマーワイパー」より耐久性は劣ってしまうのが現状です。

「スノーワイパー」はその作りためコストがかかり、価格も「サマーワイパー」より高いです。
最近では割と安価な商品を各社ラインナップしています。
ゴムを変えることができる商品もあり、経済的なものもあります。

交換にあたり気をつけなくてはならないことは、

そして冬が終わり、春になったら「サマーワイパー」に忘れずに交換しましょう。

豪雪地の方々は悩まずとも「スノーワイパー」に変えると思いますが、変えるかどうか微妙な地域もあるのですよね。写真は青森市。

・デメリットが気になる。
結局「スノーワイパー」は必要?

結論から言うと、冬には必ずスタッドレスタイヤに交換する地域の方々はあったほうがいいと思います。
あと、普段は雪が降らない地域でスキーに行くという方は「スノーワイパー」に交換していったほうが安心です。

上記でも述べましたが、「スノーワイパー」は結構金額が高いので、スキーなど冬の休みの日だけしか必要性を感じないものにお金をかけたくないかもしれませんね。
しかし、普段雪が降らない地域の方は雪道の運転が不慣れな場合が多いかと思います。
スキー場までの不慣れな雪道で気温が低く、大雪で吹雪いていたら、「サマーワイパー」ですと拭き取りができなくなっていき、視界不良になり、とても大変になると思います。

平地では天気が良くても、山の方に行くと天気が悪くなりやすいです。

もし、吹雪や天候不良で視界が悪く運転が難しくなったら早めに安全な場所に避難しましょう。

避難して天気予報を確認し、再出発のときには車の雪を降ろし視界を確保し、ヘッドライト、テールランプなどが見えるようにしておきましょう。


・駐車中の車のワイパー立てたほうがいい?

駐車中に車のワイパーは立てたほうがいいのか?ということに関しては意見が分かれると思います。

フロントガラスの凍結の可能性があるときはワイパーを立てておくとガラスにくっつかずにすみますね。

ねこりんごは前までは立てる派でしたが、現在は立てずにそのままにしていることがほとんどです。

なぜかというと、

もし立てずにフロントガラスにワイパーがくっついても デフロスターなどで温めれば取れますし、そこまで問題にならないと思っているからです。
(ワイパーが折れたり、ガラスが傷つくのに比べたら遥かにマシかと。)

大雪の場合にはワイパーはそのままにしておいたほうがいいと思っています。

立てると凍結時にガラスにくっつく心配がありません。

・まとめ

「スノーワイパー」に関しては地域や気温など変えるかどうか微妙な方もいらっしゃると思います。


拭き取りが悪いなどデメリットもありますが、雪の降らない日でも普通に使えますし、凍結にも強いからです。

「冬用タイヤ規制」はあっても「スノーワイパー規制」はないですが高速道路でどんどん視界不良になっていくのは慣れていない方にとってはとても不安に感じると思います。

ウインタースポーツや雪景色、雪まつりなど冬ならではの楽しみがたくさんありますね。
車の運転で各地に行かれる方は春から秋と違い、冬は気をつけることがたくさんある季節です。
装備や準備を万全にして安全にお出かけしましょう。