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(北海道地方編)ご当地グルメのご紹介
2024年09月11日(水) |

【北海道地方編】ご当地グルメのご紹介

こんにちは、前回の東北地方編に引き続き、
本記事では北海道地方の郷土料理・グルメを3つご紹介します。

(ジンギスカンやラーメンは有名だと思いますので、それ以外で掲載させていただいております。)

室蘭やきとり

「室蘭やきとり」は、その名の通り、北海道室蘭市で考案された「やきとり」で、
たまねぎと豚肉を交互に串に刺した串焼き料理で、甘みのあるタレと洋辛子を付けて食べるそうです。

「室蘭やきとり」では、長ねぎではなくたまねぎを使用する理由としては、
以下の2つのようなことがあるとのこと。

  • ・海道を産地とするたまねぎの方が長ねぎよりも安価に手に入るから。
  • ・たまねぎのほうが豚肉との相性が良いため定着してきたから。

居酒屋や専門店で食べることが多く、家庭ではほとんどつくられないようです。

そのため、地元では、親戚や友人など大人数が集まるときに、
専門店からテイクアウトしてきた「室蘭やきとり」をメインにして食卓を囲むこともあるとか。
使われる豚肉はバラ肉ではなく肩ロースを使用する店がほとんど。

室蘭市をはじめ、道南地域では一般的に「やきとり」とメニューに書かれている場合、
豚肉とたまねぎの組み合わせのことを言うそうです。

最近では鶏肉を使ったやきとりと区別するため、
豚肉の串焼きは「豚精」や「豚精肉」、
鶏肉の串焼きは「鶏精」や「鶏精肉」と表記する店も多いそう。

つくり方は店によって異なりますが、
一口大の豚肩ロースとくし切りにしたたまねぎを交互に串に刺したスタイルが基本で、
各店独自のつけダレで味付けをし、器にそえられた洋辛子をつけて食べるそうです。
店によっては塩味を選ぶこともできるとか。

参考
うちの郷土料理|農林水産省

[公式]室蘭観光情報サイト

べこ餅

北海道民に昔から親しまれてきた「べこ餅」は、
主に白と黒の2色が配された木の葉形の模様が特徴的な郷土菓子
です。

北海道では端午の節句の際によく食べられています。

今では下記のように、
道南地域を中心にさまざまな色やかたちの「べこ餅」があります。

  • ・黒糖だけを黒単色の「べこ餅」
  • ・人工着色で彩色された色あざやかな「べこ餅」
  • ・よもぎを混ぜた緑色の「べこ餅」

など形も木の葉形ではなく、花形、丸形などの「べこ餅」も存在します。

道南地域を中心に主に五月の端午の節句やハレの日などに食べられています。

以前は、「べこ餅」をつくる木型を持っている家庭も多く、手づくりしていたそうです。

一般的な「べこ餅」は木型を使い木の葉形に作られますが、
木型を使わずに木の葉形をつくったり、花形に整えたりと、
家庭や店舗によって形はさまざま。
多くつくりすぎたときは、冷凍庫で保存すれば日持ちします。

今ではスーパーマーケットなどで1年を通して販売されていることから、
ハレの日以外にも食べられるようになりました。

もっちりとした柔らかい食感とほどよい甘さが美味しく、
子どもだけでなく、大人からも懐かしい味として親しまれています。

参考:うちの郷土料理|農林水産省

ザンギ

北海道では鶏の唐揚げのことを「ザンギ」と呼び、
一般的な鶏の唐揚と比べ味付けが濃いのが特徴です。

最初に鶏肉を醤油、卵、酒、しょうが、にんにくなどに漬けておき、
濃いめの下味をつけたら表面がきつね色になるまでしっかりと揚げる。

揚げた鶏肉をさらにタレにつけて食べることもあり、タレも各家庭や店によっていろいろ。
ごはんの上にのせて「ザンギ丼」として食べることもあります。

骨付きと骨なしの2種類がありますが、道内では骨なしを取り扱う店舗の方が多いです。

名前の由来は、店主が中国料理の鶏の唐揚げ「炸鶏(ザーチー/ザーギー)」に運が付くようにと、
文字の間に「ン」を加えて「ザ『ン』ギ」と呼ばれるようになったという説があります。
今では、鶏肉の唐揚げ以外にも、「タコザンギ」や「サケザンギ」など食材に
衣を付けて揚げたものを「~ザンギ」と名称をつけて呼んでいます。

「ザンギ」は家庭の定番料理で、ちょっとした集まりから行事、
普段のお弁当に至るまで様々な場面で日常的に食べられています。

濃い目の味付けで揚げられている唐揚げは確かにご飯にピッタリですよね。
ボリューム感もありそうです。

参考:うちの郷土料理|農林水産省

本記事では北海道地方の郷土料理・グルメを3つご紹介しました。

北海道は(でっかいどーー!ではありませんが)本当に広くて食文化も様々。
調べていてとてもおなかがすきました。