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長時間椅子に座り続けることの心身への影響
2024年10月31日(木) |

長時間椅子に座り続けることの影響をご紹介

こんにちは🪑🛋️本記事では長時間椅子に座り続ける事に対する心身への影響とその対策についてご紹介します。

はじめに

椅子に座る時間が長いと体が病気になるリスクが高まり、メンタルヘルスにも影響があるようです。


身体への影響

椅子に座っている時間が長くなると、まず足の筋力を中心に身体機能が低下します。

すると、代謝機能が下がり、疲れやすく、血液の流れも悪くなります。

特に「第二の心臓」とも呼ばれるふくらはぎの活動量の低下は、下半身にたまった血液を心臓に押し戻すポンプ機能も低下させるため、血流が滞った状態になります。

さらに肥満のリスクも高まり、血栓症やエコノミークラス症候群、高脂血症、糖質異常や糖尿病に心血管疾患などの病気につながる可能性も高まってしまいます。

注釈

  • 血栓症…くみや血栓ができるリスクが上昇し、それが血管内で詰まる
  • エコノミークラス症候群(肺塞栓症)…血栓が肺で詰まる
  • 高脂血症…コレステロールや中性脂肪などの血中の脂肪の濃度が異常に高い状態
  • 糖質異常…血中の糖の量が正常範囲から逸脱している状態
  • 糖尿病…高血糖の状態が持続する慢性的な疾患であり、血中のブドウ糖(血糖)が異常に高い状態
  • 心血管疾患…心不全や動脈硬化など心臓や血管の病気の総称


長時間の座位姿勢は腰にも大きな負担がかかり、以下のような症状を引き起こす原因にもなります。

・腰痛

  • ・椎間板ヘルニア
  • など


メンタルヘルスへの影響

座り時間が長くなるということは生活全体が「不活発な状態」を意味します。

人との交流機会の減少で日常生活に活気がなく、やる気が出ない、心身衰弱など「メンタルヘルスへの影響」も生じる可能性があります。

すると、認知機能が低下することもあり、ロコモティブシンドロームや抑うつ、認知症のような病気につながる恐れもあります。

注釈

ロコモティブシンドローム…振戦(恐怖や不満などによって体の震えを引き起こしたり、精神状態に変化をきたすなど)、歩行障害、筋肉のこわばりなどを引き起こす

抑うつ…気分や情緒が持続的に低下し、興味や喜びなどを感じなくなる精神障害

認知症…脳の機能が阻害される病気の総称


ストレッチで座ったままの状態からくる悪影響を減らそう

ここまでは長時間いすに座り続けることで心身にどんな影響があるのかをご紹介しました。

そういわれても今の状態を改善するのはなかなか難しいですよね。

そこで、「座りすぎ」の状態を予防・改善するためのストレッチを3つご紹介します。

  • ・スクワット(下肢全般の筋トレ・バランス感覚を鍛える)
  • ・かかと上げ(ふくらはぎの筋トレ)
  • ・肩甲骨回し(肩こり・腰痛予防)

私は完全在宅勤務をしておりますので、場所の移動など足を動かす機会がほとんどありません。

そのため、以下のようなことに取り組んでいます。

  • ・足(膝から下)に少しでも痛みを感じたら足の角度を変える
  • ・足の角度を変えても痛みを感じるときは席を立つ


本記事では椅子に長く座り続けるとどんな影響が出るのか、その対策についてご紹介しました。

椅子に長時間座り続けるとエコノミークラス症候群やロコモティブシンドロームなど、体だけでなくメンタルにも影響を及ぼすようです。

デスクワークなどの際に休憩や軽いストレッチなど対策をして、少しでも長く健康な状態でありたいですよね。