メゾン・シンビーオ（在宅就労の豆知識部屋）

突然ですが、「レジリエンス」という用語についてご存じの方はいらっしゃいますか。
社内研修やセミナー、ウェブサイトなどでお聞きになった・ご覧になった方もいらっしゃるかと思います。
今回はそのレジリエンスについて、意味と高めるポイントについてご紹介します。

レジリエンスとは

こちらではレジリエンスという言葉をご存じない方の為にもその用語の意味をご紹介したいと思います。

レジリエンスとは再生力、復元力、回復力などのことです。防災や環境保全など様々な分野でその用語が用いられています。

レジリエンスについて、防災・環境保全・心理学では以下のような考え方があります。

防災	災害から立ち直る力(災害が起こるリスクやそれに対する備え、復興など)
環境保全	生態系や地球温暖化について(再生・維持することなど)
心理学	困難(ストレス)をしなやかに乗り越える力(困難に適応し、対応することで乗り越える力)
組織	社会情勢の変化に適応し、経営を維持する力

ストレス耐性との違い

似たような言葉に「ストレス耐性」という言葉があります。この2つの違いについてもご紹介します。

ストレス耐性は言葉の通りストレスに耐える力のことで、ストレスにうまく対応・処理する力のことです。

それに対してレジリエンスは吸収したストレスをただ耐えるのではなく、しなやかに乗り越えることを言います。

私の感想ですが、ストレスを吸収したところから元の状態に戻ろうとするということでクッションのようなものかと思います。

このトピックは何回かのシリーズに分けてご紹介します。今回はそもそもレジリエンスとは何のことか、その意味とストレス耐性との違いを私の存じている範囲でご紹介しました。次回はレジリエンスが企業から注目されている理由についてご紹介します。