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障害者防災の手引き
2024年02月15日(木) |

防災について(障害者の場合)

皆様こんにちは、視覚障害と聴覚障害を持っていて在宅勤務をしているHayatoです。


防災についてのシリーズ第5弾がやってまいりました。


前回は防災情報と避難の仕方について、一部ご紹介しました。


前回の内容はこちら


今回は精神障害・視覚障害を持っている方が非常時に防災用品のほかに必要なものと取るべき行動についてご紹介します。


皆様、しばしお付き合いいただけましたら幸いです。

はじめに


一言で障害といっても様々な障害種別があるため、今回は私自身の抱えている視覚障害と、見た目だけでは判断が付きにくい精神障害をお持ちの方に焦点を当ててご紹介します。

必要なもの


障害をお持ちの方が非常時に必要なものは以下があるそうです。

精神障害


日頃服用している薬、処方箋の写し(お薬手帳)、保険証、自立 支援医療受給者証(精神通院)、精神障害者保健福祉手帳やヘルプカード
など

ポイント


精神的な不安が強い時、避難や情報を得るために支援が必要な時は、ヘルプカードを周囲の人に示すなどして周囲の人に支援を求めましょう。

視覚障害


白杖・ラジオ・携帯電話、ヘルプマークやヘルプカードなど

ポイント

盲導犬ユーザーの場合は盲導犬を緊急時の行動に慣れさせておきましょう。


また、そうでない方でも避難経路を把握し、そちらには物を置かない、日頃から必要な物は置き場所を決めて緊急時でもすぐに持ち出せるようにしましょう。


実際に避難する際は必ず誰かと一緒に(誘導をしてもらいながら)避難しましょう。

避難後は避難所内の場所確認や移動時の援助依頼も必要です。



※ヘルプマークとは、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。

 ストラップとして、衣服やバッグに身に着けることができ、一見して配慮が必要なことを伝えることが出来るため、公共交通機関等における優先席の確保等、日常生活で幅広く役立つことが期待できます。

また、ヘルプカードを取り扱っている自治体もあります。

ヘルプカードとは、障害などのある人が困った時に、周囲の方に配慮や手助けをお願いしやすくするための情報を伝えるためのカードです。

医療機関を受診する時や災害時,日常生活で困った時などに,障害者のコミュニケーションを支援するツールとして活用することが出来ます。

ヘルプマークの紹介ページ


ヘルプマークの配布については自治体ごとに扱いが異なります。ここからは、各自治体の該当ホームページを一部ご紹介します。

北海道・東北地方

北海道

美の国あきたネット

仙台市

山形市

関東地方

茨城県

東京都福祉局 

横浜市

千葉県

春日部市

中部地方

富山県

長野県

新潟県

静岡市

近畿地方

大阪府 

京都市

兵庫県

中国・四国地方


高松市

東広島市

岡山県

九州地方

福岡県
鹿児島県

いかがでしたか。今回は障害者の中でも精神障害や視覚障害を持っている方が非常時に備えて用意しておくべきものと意識すべき行動をご紹介しました。

本記事を通して障害のある方が緊急時に必要な助けなどをイメージすることができるよう、お役に立てれば幸いです。