メゾン・シンビーオ(在宅就労の豆知識部屋)
SDGsとは(12)
皆様こんにちは、SDGsシリーズ第12弾がやってまいりました。
前回は9つ目の目標「産業と技術革新の基盤を作ろう」について申し上げました。
今回は10番目の目標「人や国の不平等をなくそう」について私の感じるところを申し上げたいと思います。
皆様、しばしお付き合いいただけましたら幸いです。
世界で起きている問題の例
2017年には、世界のもっとも豊かな1%の人が世界全体の富の約33%を持っていました。
目標に対する取り組みのご紹介
日本では以下のような幅広い取り組みをしている企業があるそうです。
- すべての社員が働きやすい環境を目指す
定休日を設け長時間労働の改善、社員の健康維持や女性活躍推進プロジェクト、さらに保育事業を展開し働くママをサポートなどす
- 支援活動
子どもたちへの支援を中心に、子ども虐待防止オレンジリボン運動への支援、児童発達支援教室の全国展開、ダスキンと提携し保育園での感染症抑制、室内環境向上に貢献、訓練された犬が患者の治療や入院生活に寄り添うファシリティドッグ・プログラムの支援など。
他にも障害者雇用の推進や大量の森林伐採から作られているファストペーパーの使用を止め、名刺や社内表彰状もフェアトレード認証されているバナナペーパーを使用している企業もあります。
※国際フェアトレード認証とは、開発途上国の原料や製品が公平な条件で取引されていることなどを認証する制度です。国際フェアトレード認証は、国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)が定めた基準にもとづき行われます。
アメリカでは、教育現場において、日常で使用する言語野成績ごとのグループ分け、ランチの無償提供などが行われているそうです。
サービスを提供するだけでなく、差別をなくすためにそういった格差や障害のある人とどう接するか、支援活動などを通して子供たち自らに考えさせるなどされているそうです。
所感
この1%というほんの一握りの人々が世界のおよそ三分の一の富を持っていると聞き、いったい何がどうなってそんなことになったのかと思いました。
ターゲット(課題)には2030年までにそうした格差をなくす法制度や支援体制の制定、教育面の目標が掲げられています。
今から7年後までにすべてを改善するのは難しいと素人ながらに思います。
教育面では開発が遅れている国々の人達がお金に困らない程度の知識やスキルを身に着けられるようにすることにも触れていますが、やはり資金が足りない事にはその目標をかなえるのはかなり難しいのではないでしょうか。
また、経済的に余裕のある国々の支援についても自国の経済が問題なく回せていてこそのところもあるかと思います。
そういったことはありますが、誰もが生活に困らない程度の富を持てることは時間はかかっても達成されてほしいと思います。
そのような問題が世界で起こっていると考えると、現在私が十分な暮らしを送れて障害基礎年金などの支援を受けられていることは非常にありがたいことだと感じます。
今回はSDGs17の目標のうち10番目の目標「人や国の不平等をなくそう」について申し上げました。
次回もSDGsの目標についてとりあげていきます。
皆様、お付き合いいただきありがとうございました。
私は視覚と聴覚に障害があり、視覚障害については何も見えていません。
当事者の一人として、皆様に白杖や点字ブロック以外のことも知っていただけたらと思い、視覚障害者が利用しているツールについてご紹介していこうと考えています。
皆さま、どうぞよろしくお願い致します。