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珠算検定の概要とキャリアアップ・転職の面でのメリットのご紹介
本記事では珠算検定について、次の7項目をご紹介します。
- 珠算検定とは
- 珠算検定のレベル
- 取得のメリット
- キャリアアップ・転職におけるメリット
- 検定について
- 受験の申し込み
- 試験対策
珠算検定とは
珠算検定は、珠算技術を評価するための資格試験です。
珠算は、そろばんを用いて計算を行う技術で、数字の計算を迅速かつ正確に行うことが求められます。
珠算検定は、初級から上級までの段階があり、各級に応じた技術レベルが認定されます。
珠算検定のレベル
珠算検定は、一般的に以下のような級に分かれています。
- 1級・準1級
高い計算能力を必要とし、ビジネスシーンでも通用するレベルです。
- 2級・3級
一般的な計算や日常生活での使用に適してます。
- 4級・5級
初歩的な計算を学ぶ段階です。
取得のメリット
珠算検定を取得すると、次のようなメリットがあります。
計算能力の向上
珠算を学ぶことで、計算力や集中力が高まります。
特に暗算能力が向上し、日常生活やビジネスにおいて迅速な計算が可能になります。
アピールポイントへの利用
珠算検定の資格は、履歴書に記載することで、計算能力のアピールにつながります。
特に金融業界や販売業界では、数字に強い人材が求められるため、転職活動に有利です。
キャリアアップ・転職におけるメリット
珠算検定を取得することは、キャリアアップや転職活動において以下のようなポイントで役立ちます。
履歴書でのアピール
珠算検定の資格を持っていることは、計算力や論理的思考を証明する一つの指標となります。
特に、事務職や営業職など、数字を取り扱う仕事においては強い武器になります。
ビジネスシーンでの信頼性
珠算の技術を身につけることで、クライアントや上司から「数字に強い人」として信頼されやすくなります。
これにより、プロジェクトや業務のリーダーシップを任される機会も増えるでしょう。
幅広い業種での適用
珠算技術は、金融業、営業、教育、IT業界など、さまざまな業種で求められます。
特に数字を扱う仕事では、珠算技能が評価されることが多いです。
検定について
珠算検定は、主に日本商工会議所(日商)と日本珠算連盟(日珠連)が連携して実施しています。
試験科目と合格基準
受験する級にもよりますが、主要な検定では、かけ算、わり算、みとり算(足し算・引き算)の3種目が課されます。
試験時間は3種目合計で30分です。
合格基準は、満点300点(各100点)に対して、1級〜3級は240点以上、4級〜6級は210点以上の合計点で判定されます。
合否は、全科目の合計点で判定されます。
受験の申し込み
所属しているそろばん教室を通じて申し込むのが一般的です。
個人で申し込む場合は、お住まいの地域の商工会議所または日本珠算連盟の支部に問い合わせて申し込みます。
試験は、級にもよりますが、年3回(6月、10月、2月)や偶数月などに実施されます。
試験対策
珠算検定の合格には、正確性とスピードのバランスが非常に重要です。
次の方法で試験対策ができます。
- 過去問による実戦練習
- 毎日の継続的な練習
- 弱点の克服と集中学習
勉強時間(合格までの期間の目安)
珠算検定の合格にかかる期間は、個人の年齢、スタート時のレベル、練習量、集中力によって大きく異なります。
一般的に、そろばんを習い始めた人が日商の3級に到達するには、平均して3年〜5年程度かかると言われています。
もちろん、週の練習量が多い方や、理解が早い方の中には1年程度で合格するケースもあります。
- 初級(10級〜7級):半年〜1年程度
- 中級(6級〜4級):さらに1年〜2年程度
週に2〜3回の教室での学習に加えて、自宅で毎日5分〜10分程度、復習や計算練習を行うことで、進級のペースは格段に上がります。
「そろばんに触れる」ことを日々の習慣にして、継続的に練習量を確保することが、合格への一番の近道です。
終わりに
珠算検定は、計算能力・集中力を高め、履歴書に強力なアピールポイントにも利用できえる資格です。
特にビジネスシーンでは、数字に強い人材が求められているため、転職やキャリアアップを目指す方にピッタリの資格といえるでしょう。
現職でのキャリアアップや転職を検討している方はぜひ受験してみてはいかがでしょうか。

私は視覚と聴覚に障害があり、視覚障害については何も見えていません。
当事者の一人として、皆様に白杖や点字ブロック以外のことも知っていただけたらと思い、視覚障害者が利用しているツールについてご紹介していこうと考えています。
皆さま、どうぞよろしくお願い致します。