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【知って労わろう❤こころとからだ】休み明けの仕事が憂鬱😔~ブルーマンデー症候群について~

はじめに

「月曜日が憂鬱…」と感じる方は世の中に沢山いらっしゃるのではないでしょうか。

休み明け前の夕方から夜にかけて「明日からまた仕事が始まるのか…」などと、どことなく憂鬱になり、気分が落ち込んでしまうことはありませんか?

程度は人それぞれですが、このような心理状態に陥ってしまうことを「ブルーマンデー症候群」と言い、多くの人が経験し、そして誰にでも起こりうるものです。

今回はこのブルーマンデー症候群における原因や対策について解説していきたいと思います。

ブルーマンデー症候群とは?

ブルーマンデー症候群は、休日終わりの夕方頃から感じ始める憂鬱な気持ちのことを指します。

特に土日休みの社会人に対して使われることが多く、月曜日から仕事が始まることに対しての憂鬱、

不安やストレスなどを抱えた心理状態を表しています。

ブルーマンデー症候群は医学的な用語ではなく、他にも日本では「サザエさん症候群」や「月曜病」、海外では「サンデーナイトブルー」などの言葉があります。世界中で休み明けや休日の終わりに憂鬱さを感じている人が多いことの表れですね。

ブルーマンデー症候群になりやすい人

・真面目で完璧主義な性格

・コミュニケーションに不安がある

・休日は外出しない

・休日に昼夜逆転する

・平日の睡眠不足

・ネガティブ思考

・一人で頑張ってしまう

・仕事に不安を感じている

・周囲に相談できる人がいない

仕事に対する責任感や不安が強いとブルーマンデー症候群になりやすく、また平日と休日の過ごし方が大きく異なる場合も同様に、ブルーマンデー症候群に陥るリスクが高まります。

ブルーマンデー症候群の症状

  • ・憂鬱な気分、やる気の低下
  • ・緊張感、不安
  • ・ネガティブな感情
  • ・体のだるさ、倦怠感
  • ・頭痛
  • ・動悸
  • ・胃の不調
  • ・不眠

ブルーマンデー症候群は医学用語ではありませんが、ストレス反応が強い場合は上記のような症状が長く続いたり、うつ状態にまで発展する可能性もあるため注意が必要です。症状が重い場合は放置せずに、医療機関や専門医に相談することも検討しましょう。

ブルーマンデー症候群になる原因とは?

仕事や職場の人間関係などで悩みがあり、ストレスやプレッシャーが生じていることが主な原因となって、憂鬱な気分を引き起こします。その他に休日の寝だめも原因の一つとされています。

休日に疲れを取るために長時間寝てしまう「寝だめ」は、体内リズムに悪影響を及ぼします。寝だめは体内時計や睡眠パターンを乱し、時差ボケのような状態、いわゆる「社会的時差ボケ」を引き起こすことがあります。そのため、休日でも規則正しい睡眠習慣を維持することが大切です。

また、休みの日に外出して日光を浴びる機会がないと、ストレス緩和に重要なセロトニンの分泌が減少してしまうため、よりストレスを感じやすい状態になり、気分の落ち込みや憂鬱な気分が続いてしまいます。

ブルーマンデー症候群にならないための対処法

休日の過ごし方が平日の仕事に影響を与えることがありますので、下記のような休日を有意義に過ごすための工夫を行い、憂鬱感を解消できるよう意識していきましょう。

  • ・平日と同じ時間に起床する
  • ・近所を散歩するなど、軽い運動をする
  • ・仕事帰りの楽しみを作る
  • ・外に出て日光を浴びる
  • ・次の休みの計画を立てる
  • ・好きな音楽を聴いたり、好きな映画やテレビを見る
  • ・趣味の時間を楽しみ、仕事のことは考えないようにする
  • ・ご褒美やお楽しみをつくる

疲れが溜まっている場合
普段から寝不足であったり、疲れが溜まっているという方は土曜日は早めに寝て、睡眠時間をいつもより少し長く取って体力の回復に努め、日曜日は平日と同じ時間に起床するようにすると良いでしょう。

しんどさ・つらい状態が続く場合

どうしてもつらい時は1日休んで、心と体を休ませましょう。罪悪感を感じる方もいるかもしれませんが、心の不調も立派な病気だということを頭に入れておいて下さい。また、身体的にも精神的にもつらい状態が続く場合は必ず誰かに相談するか、医療機関を受診するようにしましょう。

月曜日は頑張りすぎない

仕事が始まると思うと、憂鬱になることは誰でもありますよね。そう思ってしまうのは、普段から仕事を一生懸命頑張っている証でもあるのです。

ちょっと気乗りしない気分の時は…

「月曜ぐらいは肩の力を抜いてのんびりやっていこう」

「とりあえず仕事に行ってみよう」

「とりあえず作業を始めてみよう」

という軽い気持ちで乗り切ってみましょう。そして月曜日はご褒美を買って帰ったり、お気に入りの服を着て出勤するなどの工夫を取り入れることもおすすめです。

おわりに

ブルーマンデー症候群は、この他にも年末年始やGW、夏休みなどの長期休暇明けの前日も、症状が悪化しやすい傾向があります。そのため、長い休みの前日の過ごし方も工夫して対処し、うまく仕事を始められるように心がけましょう。

毎週のようにやってくる憂鬱な気分と向き合うことは容易ではありませんが、不安やストレスに対処する自分なりの方法を見つけることで、これまでの状況を改善し、心のゆとりを取り戻すことができるようになります。ブルーな気持ちを少しでも遠ざけるために、そしてワークライフバランスを整えるためにも、現状の生活スタイルを今一度、見直してみるのもいいかもしれませんね。