メゾン・シンビーオ(在宅就労の豆知識部屋)

こちらはシンビーオを通じて働いている方たちが運用するブログです
伝統野菜のご紹介(四国地方)
2025年07月05日(土) |

四国地方の野菜

こんにちは、本記事では四国地方各県の伝統野菜をご紹介します。


徳島

鳴門れんこん

特徴は次の通りです。

  • 色白
  • シャキシャキの歯ごたえ
  • 旬:晩秋から冬の時期
  • 1本ずつ手作業で収穫される
  • 高級食材としても人気がある
  • 栄養価:食物繊維が豊富
  • 健康効果:美肌効果、むくみ予防など
  • 料理:煮物、サラダ、きんぴらなど
  • 加工品:れんこんチップス、ピクルスなど


香川

まんば

香川県の伝統野菜で、特徴は次の通りです。

  • 高菜の一種
  • 冬に大きな葉を伸ばす
  • 漢字では「万葉」
  • 収穫時期:10月から4月頃
  • 名前の由来:外葉から収穫しても、次々と芽を吹くため
  • ほうれん草と同程度に栄養豊富で、ビタミンCはホウレンソウの2倍
  • 食べ方:「まんばのけんちゃん」、炒め物、スープ、煮物、漬物など様々な料理

※「まんばのけんちゃん」は、油揚げや豆腐と煮た香川県の代表的な郷土料です。

かがわほんたか

香川の伝統野菜で、トウガラシの一種です。

一般的な鷹の爪よりも大きく、旨味のある辛味と華やかな香りが特徴です。

一時は絶滅寸前になりましたが、現在では復活プロジェクトにより栽培が復活し、乾燥品や一味、七味など、様々な加工品も販売されています。

香川本鷹は、塩飽水軍(しわくすいぐん)が豊臣秀吉から、朝鮮出兵の功として拝領したという言い伝えがあり、香川県最古の特産農産物の一つとして知られています。

大きさは一般的な鷹の爪の2〜3倍の大きさで、7〜8cm程度あります。

辛味成分のカプサイシンや、旨味成分グルタミン酸も豊富です。

他の食材の旨味を引き立ててくれるトウガラシです。


愛媛

絹皮なす

愛媛県西条市が発祥の伝統品種のナスで、特徴は次の通りです。

  • 皮が絹のように柔らかい
  • 果肉も柔らかい
  • アクが少ない
  • 甘みとジューシーさが際立っている
  • 種が少ない
  • 生でも食べられるほど水分量が多い
  • 栽培地:主に愛媛県西条市
  • 大きさ:標準的なサイズは20cm前後、350g程度で、大きいものは500gを超える
  • 食べ方:生食、サラダ、焼き物、煮物、揚げ物など
  • 加熱すると、より甘さと滑らかさが引き立つ

大洲いも

特徴は次の通りです。

  • ほくほく食感
  • 滑らかな舌触り
  • 里芋と比べて、粘りが少ない
  • 栄養価:タンパク質、炭水化物も豊富
  • 料理:「いもたき」、煮物、揚げ物など様々

※「いもたき」は、大洲の郷土料理で、大洲産里芋をメインの具材として、油揚げ、こんにゃく、椎茸、鶏肉などを醤油ベースで煮込んだものです。

藩政時代から受け継がれてきた伝統的な風習で、秋の風物詩として大洲市で親しまれています。

大洲芋のコロッケやパイ、コンフィチュールなど、様々な商品も販売されています。


高知

入河内大根(にゅうがうちだいこん)

高知県安芸市入河内地区で栽培されてきた伝統野菜で、その特徴は次の通りです。

  • 首の部分が赤紫色
  • 通常の大根の約3倍の大きさ(4~5kg、最大10kg以上)肉質がキメ細かく辛みが少ない
  • 煮崩れしにくい
  • 生で食べると、梨のように甘い
  • 葉も柔らかく美味しい
  • 煮物、サラダ、てんぷらなど様々な料理に合う
  • 保存性も高い:「ス」が入りにくく、春先まで美味しく食べられる

「ス」というのは、根の中が空洞になった状態のことです。

これは、大根が十分に水分を吸収できずに、組織が老化して空洞になった状態を指します。

漢字では「鬆」と書き、骨粗鬆症の「鬆」と同じ字です。


1月に急激に肥大:1月に入って急激に肥大する弘岡(ひろおか)かぶ

弘岡かぶ

高知市春野町の弘岡地区で栽培されてきた伝統野菜で、一般的なカブよりも大きく、重さは1キロほど

  • 甘み
  • シャキシャキ食感
  • 歴史:明治時代から栽培され、自家採種によって選抜と維持が続けられてきました
  • 主に漬物用として使われる
  • 栽培地:弘岡地区
  • 収穫時期:11月下旬から翌年2月頃まで
  • 利用法:べったら漬け、鯨と合わせた煮物、かぶの寿司など

弘岡かぶは、A型種皮(種子の外皮に、ヌルヌルしたペクチン質の被膜ができる種子)を持ちます。

  • 葉は長さ60~70cm、幅20cm


以上