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伝統野菜のご紹介(中国地方)
2025年06月21日(土) |

中国地方の伝統野菜

こんにちは、本記事では中国地方各県の野菜をご紹介します。


岡山県

雄町芹(おまちせり)

岡山県岡山市中区で栽培されているセリの一種です。

雄町地区は名水地で、清潔な水で育ったセリは根が白く鮮やかな緑色をしており、香りや歯ごたえが良いのが特徴です。

足守ごぼう(あしもりごぼう)

岡山県岡山市足守地区で栽培されてきたごぼうで太く短く、柔らかな肉質と歯触りの良さが特徴です。

栽培地の地名から「間倉(まくら)ごぼう」とも呼ばれます。

甘みが強く、アクが少ないのが特徴で、その上品な味わいから煮物などによく使われます。


島根県

出雲おろち大根

島根大学で品種改良された辛味大根で、出雲地方のハマダイコンを改良したものです。

太めのひげ根が特徴で、おろしにすると強い辛味があり、出雲地方の特産品として知られています。

ひげ根が八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を連想させ、おろしにすると強い辛みが出ることから「出雲おろち大根」と名付けられました。

そばや他の料理の薬味としてピッタリの逸品です。

秋鹿ごぼう(あいかごぼう)

島根県松江市で栽培されるごぼうの品種で、粘土質の土壌で栽培されるため、香りが良く、柔らかい食感が特徴です。

江戸時代から松江藩主の食卓に欠かせない食材として愛されてきました。

繊維質による口当たりの悪さが少ないのも特徴で、きんぴらやごぼう飯にして食べるのがおすすめのようです。


鳥取県

三宝甘長とうがらし(さんぽうあまながとうがらし)

鳥取県因幡(いなば)地方で栽培される辛味の少ない大型の甘とうがらしで長さは15〜20cmほど、肉厚で柔らかく甘みがあります。

焼きとうがらしや天ぷら、煮物など多彩な料理に使えます。

砂丘らっきょう

らっきょうの名産地である鳥取県東部・中部の砂丘地で栽培されており、「薤白(がいはく)」といわれ、古くから漢方薬の主成分として用いられてきました。

らっきょうはビタミンB1を活性化するアリシンを含む健康食品で、「1日4粒で血液サラサラ!」などテレビでも紹介され、根強い人気を保っています。

らっきょうの漬け方で最もポピュラーなのが「甘酢漬け」ですが、地元では次のように色々な漬け方があります。

  • 塩漬け、赤ワイン漬け
  • しそ漬け、黒砂糖漬け
  • りんご酢漬け、黒酢漬け


山口県

秋穂ごま(あいおごま)

山口県を代表する伝統野菜の一つで地域の活性化にも貢献しているごまです。

果物には不足しがちなミネラルやビタミンがたっぷり詰まっています。

他のごまに比べて甘みが強く、ジャムにするといちごのように甘いという声もあります。

そのまま食べるだけでなく、ジャムや様々な料理にも使えます。

徳佐ウリ(とくさうり)

山口県山口市で生産される、浅漬けや奈良漬けに最適なウリの品種です。

別名「萩つけうり」とも呼ばれ、夏場の高温や雨に強く、栽培しやすい特性があります。

果肉は厚く密で、歯切れが良いのが特徴で、浅漬け、奈良漬け、なますなどに利用されます


広島県

小川原おくら

広島市安佐北区で栽培されているおくらで、広島おくらの1種です。

切り口が8~9角形、実が大きく、緑色がやや薄く、肉厚で粘りが強いのが特徴です。

広島おクラは、β-カロテン、ビタミンB1、C、Eに富み、栄養価が高い健康野菜です。

塩ずりする必要がなく、天ぷら、酢の物、煮物、生で食べることができます。

祇園パセリ

広島市安佐南区で栽培されている、葉が細かく縮れ、柔らかく、苦味が少ないパセリです。

広島市の伝統野菜であり、独特の風味と食感、栄養価の高さが特徴です。

栄養価はカロチン、ビタミンC、鉄分などがたっぷり詰まっています。

飾り付けだけでなく、生食、天ぷら、おひたし、乾燥ふりかけなど、様々な料理に利用されます。

以上