はじめに
ミライロIDとは、障がい者手帳を所有している人を対象としたスマートフォン向けアプリです。
スマートフォンへ障がい者手帳の情報や福祉機器の仕様、求めるサポートの内容などを登録し、
公共機関や商業施設で提示することで、
窓口での確認、障がい者割引や必要なサポートをスムーズに受けることができます。
今回はそんなミライロIDについてご紹介いたします。
ミライロIDとは
ミライロIDは、2019年にリリースされた比較的新しいサービスですが、
2024年2月時点でユーザーは30万人を突破しており、2022年度グッドデザイン賞を受賞しました。
鉄道・バス・タクシーなどの交通機関や、
映画館・美術館・博物館・テーマパークなど、様々な場所で利用できます。
ミライロIDは、基本的に支払い時にアプリを窓口や対面で提示して利用します。
一部、QRコードを読み取ることで割引を受けることもできます。
割引には、ミライロIDでしか利用できない割引と、紙やカードで使える従来の割引があります。
マイナポータルと連携すると活用の幅が広がる!
ミライロIDはマイナポータルと連携できるようになっています。
マイナポータルの連携には
①障がい者手帳を登録済みのミライロIDアプリ
②マイナポータルアプリ
③マイナンバーカードが必要となります。
ミライロIDが使える場所の中には、マイナポータルとの連携を求めるところもあります。
連携をすることで使える場所が広がります。
ミライロIDのメリットについて
● 障がい者手帳をスマホに表示できるため、手帳を取り出さなくて良い
● 障がい者手帳を提示する心理的負担が軽減される
● 障がい種別を登録しておけば、必要なサポートを説明しなくても伝えられる場合がある
● 障がい者割引を受けられる
● 障がい特性や求めるサポート、車椅子のサイズなどの登録が可能
● 窓口でスムーズに支援や理解を求めることができる
● 障がい種別に応じて、生活に役立つ情報やお得な情報をスマホで受け取ることができる
● 外出時の不安軽減に向けて、施設や店舗のバリアフリー情報を掲載している
● 事業者にとって、障がい者手帳の判別が容易になり、現場における負担を減らすことができる
● 駐車場を利用する際に聴覚障がいがあっても一部ORコードで割引が使える
● オンラインで障がい者割引のチケットを購入することができる
ミライロIDのデメリットは?
● 利用時に障がい者手帳と気づいてもらえない場合がある。
新しいアプリのため「使えない」と言われる場合もあります。
その時は従来の手帳を提示しましょう。
ミライロIDは、全国の約4000カ所で利用可能です。
公共交通機関や観光施設など様々な場所で利用できますが、
マイナポータルとの連携がない場合、利用できる場所が限られることがあるので注意が必要です。
ミライロIDが使える場所は こちらから 検索できます。
おわりに
障がい者手帳は見た目が目立つので、
スマートフォンの画面を提示する形式のミライロIDは自然に利用しやすいのが良いですね。
皆さんも試しに登録してみてはいかがでしょうか。
わたしも利用してみようと思います。
参考リンク
ミライロID
https://mirairo-id.jp/