メゾン・シンビーオ(在宅就労の豆知識部屋)
こんにちわ。ねこりんごです。

冬本番となってくるこの季節に訪れる「白鳥」。
みなさんの町にもやってきましたか?
温暖な地域だと見る機会がないかもしれません。
青森県だと近くの田んぼにもいる身近な「白鳥」なのですが、長距離移動する事以外あまり生態を知らなかったので調べてみました。

・白鳥って何種類いるの?

白鳥は全世界でみると6種類ほどに分類されるといわれています。
日本へやってくるのはオオハクチョウとコハクチョウの2種類とのこと。
青森県に渡来するのは主としてオオハクチョウで、コハクチョウは南下するようです。
オオハクチョウは名前の通り、コハクチョウよりひと回り大きく、鳴き声が甲高いのが特徴です。
見分け方は、オオハクチョウのクチバシは黄色の部分が多くなっています。
そしてクチバシ全体が細長くなっています。

今まで白鳥の写真はたくさん撮ってきましたが、コハクチョウと思われる写真がありませんでした。
・白鳥の移動距離。
なんと3,000~4,000㎞。

青森県では11月の紅葉の時にやってくる白鳥。
その移動距離は3,000~4,000㎞ほどといわれています。
途中で休憩をしたりするそうですが約2週間ほどでシベリアから日本までやってくるそうです。
そのコースは主にカムチャツカ半島から千島列島を通って北海道へ渡るコースと、サハリンを通って北海道へ渡るコースがあるといわれています。

ハクチョウはV字型になって飛んでいるのが見られることがあります。
大型の鳥が飛ぶと翼の先端から後方に渦状の乱気流が発生します。
乱気流の斜め後方には上向きの気流があるので、後ろを飛ぶ鳥は上向きの気流に利用してエネルギーの消耗を少なくする工夫をしています。
V字型、斜め一列につながった編隊飛行をします。
先頭を飛ぶ白鳥は、エネルギーの消耗が大きいので、後方の鳥と交代しています。
長い距離を飛行する訳ですから危険なこともあります。
天気が悪くなり、はぐれてしまったり、台風と遭遇してしまうこともあるかもしれません。
そのため、白鳥は天候を選び、風向きなども考慮して飛び立つタイミングを図っていると考えられています。

その他にも、飛行機も鳥たちにとっては危険です。
休憩中に捕食されてしまう可能性だってあります。
このような危険を犯してまで渡ってくるのは、ロシアの冬は厳しく、食べ物が満足に得られないことが大きな理由です。
他の動物と競争するよりも、長距離飛行して食べ物を得る方が生存できるためです。
毎年のように飛来しているのは簡単なことではなく、命がけなのですね。

・何を食べている?

白鳥の食べ物は基本的に草食で水草などを食べます。
ヨシ、ガマ、マコモの茎、根、藻、二番穂、牧草、海藻などです。
飛来地の状況によって変わります。
ヨシ、ガマ、マコモなどは聞いたことがないかもしれませんが、川や湖などにあります。
二番穂とは稲刈りが終わったあとの刈った稲から再び成長した穂のことです。
白鳥の群れが田んぼにたくさんいる光景を見ることができます。


・白鳥の寿命は?

白鳥の寿命は野生だと10~20年、飼育化だと20~30年くらいとのことです。
非常に家族愛が強い鳥として知られ、つがいで生涯をともにすることが多く、群れで行動します。
傷ついた仲間がいると飛び立てるまで待っていることもあるようです。
非常に社会性の高い鳥だといわれています。
キツネ、タヌキなどが天敵ですが、水辺にいることが多いため、危険性はあまりありません。

ちなみに夜でも結構鳴いています。
最近は日本各地で暖冬傾向ですが、毎年白鳥は変わらず飛来しています。
白鳥にとっては過ごしやすくなっているのかはわかりませんが、冬の風物詩でもあるのでこれからも元気な姿を見せて冬を楽しませてほしいですね。

「白鳥」「紅葉」「自由の女神像」の三点セットが見られるのはおそらく世界でここだけだと思います。

青森県在住で、在宅でお仕事させていただいています。
障害の特性で音や人の視線や気配が気になりやすいので、
在宅で仕事ができる今の環境にとても感謝しています。
障害者雇用求人が少ないなど、
地方からの視点でどんなことが困るのかなど発信したり、
旅が好きなので、自然豊かな綺麗な場所などをお伝えしていければと思います。

