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中国地方の鍋
こんにちは、本記事では中国地方各県のご当地鍋をご紹介します。
岡山
そずり鍋
牛の骨から削り取った「そずり肉」と野菜や豆腐を醤油ベースの甘辛な割り下に煮込んだ鍋料理で、そずり肉には地産のブランド牛「作州牛(さくしゅううし)」を使います。
そずり肉は骨の周りの部位を使用しているため濃厚なうま味が特徴で、とろとろに煮込まれて舌の上でハラリとほどけます。
津山スタイルでは、うどんかそばでシメるのが一般的です。
島根
へか鍋
島根県大田市など石見地方に伝わる郷土料理で、旬の魚介を甘辛い醤油ベースの割り下で煮込んだ料理です。
鉄製の平たい鍋で作ることから「へか鍋」と呼ばれ、魚のすき焼きのような味わいです。
「へか」という名前は、農機具の犂(すき)の先の金属部分である「へか」を鍋の代わりに使用したことに由来していると言われています。
鳥取
白ねぎ将軍鍋
鳥取県西部特産の白ねぎを主役としたしゃぶしゃぶ鍋で、秋から冬にかけてが旬です。
土鍋に昆布とカツオでとった出汁に醤油やみりんで味付けし、白ねぎをしゃぶしゃぶの要領で出汁に浸して食べます。
しゃぶしゃぶにすることで、白ねぎの強い甘みとシャクシャクとした歯触りが楽しめます。
山口
みかん鍋
山口県周防大島町が発祥の郷土料理で、鍋用みかんと瀬戸内の魚介類、塩麹で味付けした鶏肉などを使用しています。
冷えた体を温めてくれる鍋料理として知られており、春のお花見の時期やイベントなどで提供されることもあります。
広島
広島ええじゃん鍋
広島県産の食材を味噌ベースのスープで煮込んだご当地鍋で、広島県飲食業組合とオタフクソースが共同開発した「広島ええじゃん鍋の素」を使用します。
広島牡蠣、広島牛、幻霜ポークなどの特産品を使用するため、広島県産の海の幸と山の幸を一度に味わえます。
季節によって食材が異なり、四季折々の異なる味覚が楽しめるという飽きのこない鍋です。
2007年から一般の店でも提供されるようになったそうで、味噌ベースのスープが絶妙で、店によって独自に工夫を凝らしています。
それでは締めにしましょう、また次回。

私は視覚と聴覚に障害があり、視覚障害については全盲です。
当事者の一人として、皆様に白杖や点字ブロック以外のことも知っていただけたらと思い、視覚障害者が利用しているツールについてご紹介していこうと考えています。
皆さま、どうぞよろしくお願い致します。



