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信州と沖縄の油味噌
こんにちは!食いしん坊のhayatoです。
突然ですが、「油味噌(あぶらみそ)」と聞いて、皆さんはどんな料理を思い浮かべますか?
「豚肉と味噌を炒めた沖縄のアンダンスー!」と答える方もいれば、「きゅうりにつける信州のあれかな?」と思う方もいるかもしれません。
今回は、それぞれの特徴と、その違いが生まれた背景についてご紹介します。
信州(長野県)の油味噌
信州の油味噌は、一般的に「豚の脂身や豚肉は入っていない」ことがほとんどです。
信州の油味噌は、地元の信州味噌に、くるみ、ごま、砂糖、みりんなどを加えて練り上げたものを指すことが多いです。
信州味噌とは?
信州味噌は、さっぱりとした旨みと豊かな芳香が特徴の辛口の米味噌です。
この信州味噌に、くるみやごまの香ばしい「油分」と、砂糖やみりんの「甘み」を加えることで、塩辛さが和らぎ、まろやかで奥深い味わいになります。
くるみや胡麻に油が含まれているので、「油味噌」と呼ばれるそうです。
山の恵みをたっぷり使うことで、厳しい冬を乗り越えるための保存食や、貴重な栄養源として親しまれてきました。
ご飯のお供としてはもちろん、ふろふき大根や焼きおにぎりのタレとしても大活躍します。
沖縄の油味噌
一方、沖縄の油味噌は、一般的に「豚の脂身や豚肉が入っている」のが特徴です。
沖縄の方言では「アンダンスー」と呼ばれ、家庭の味として広く愛されています。
豚肉は沖縄の食文化に欠かせない重要な食材であり、その脂身を余すことなく使う知恵が詰まっています。
豚のコクと旨味が味噌に溶け出し、濃厚で甘じょっぱい味わいが味わえます。
炊きたてのご飯に乗せて食べるのが定番!
おにぎりの具材としても大人気です。
まとめ
同じ「油味噌」でも中身は全く違いました。
信州の油味噌は「くるみと胡麻のみそ炒め」で、沖縄の油味噌は「肉味噌」のようなものですね。
どちらも味噌と相性の良い材料を使っており、おいしいことは間違いありません。
家庭でも簡単に作れるもののようですので、食卓にもう一品添えたい時にぜひいかがでしょうか。

私は視覚と聴覚に障害があり、視覚障害については何も見えていません。
当事者の一人として、皆様に白杖や点字ブロック以外のことも知っていただけたらと思い、視覚障害者が利用しているツールについてご紹介していこうと考えています。
皆さま、どうぞよろしくお願い致します。