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油味噌の種類について
2025年09月04日(木) |

信州と沖縄の油味噌

こんにちは!食いしん坊のhayatoです。

突然ですが、「油味噌(あぶらみそ)」と聞いて、皆さんはどんな料理を思い浮かべますか?

「豚肉と味噌を炒めた沖縄のアンダンスー!」と答える方もいれば、「きゅうりにつける信州のあれかな?」と思う方もいるかもしれません。

今回は、それぞれの特徴と、その違いが生まれた背景についてご紹介します。


信州(長野県)の油味噌

信州の油味噌は、一般的に「豚の脂身や豚肉は入っていない」ことがほとんどです。

信州の油味噌は、地元の信州味噌に、くるみ、ごま、砂糖、みりんなどを加えて練り上げたものを指すことが多いです。

信州味噌とは?

信州味噌は、さっぱりとした旨みと豊かな芳香が特徴の辛口の米味噌です。

この信州味噌に、くるみやごまの香ばしい「油分」と、砂糖やみりんの「甘み」を加えることで、塩辛さが和らぎ、まろやかで奥深い味わいになります。

くるみや胡麻に油が含まれているので、「油味噌」と呼ばれるそうです。

山の恵みをたっぷり使うことで、厳しい冬を乗り越えるための保存食や、貴重な栄養源として親しまれてきました。

ご飯のお供としてはもちろん、ふろふき大根や焼きおにぎりのタレとしても大活躍します。


沖縄の油味噌

一方、沖縄の油味噌は、一般的に「豚の脂身や豚肉が入っている」のが特徴です。

沖縄の方言では「アンダンスー」と呼ばれ、家庭の味として広く愛されています。

豚肉は沖縄の食文化に欠かせない重要な食材であり、その脂身を余すことなく使う知恵が詰まっています。

豚のコクと旨味が味噌に溶け出し、濃厚で甘じょっぱい味わいが味わえます。

炊きたてのご飯に乗せて食べるのが定番!

おにぎりの具材としても大人気です。


まとめ

同じ「油味噌」でも中身は全く違いました。

信州の油味噌は「くるみと胡麻のみそ炒め」で、沖縄の油味噌は「肉味噌」のようなものですね。

どちらも味噌と相性の良い材料を使っており、おいしいことは間違いありません。

家庭でも簡単に作れるもののようですので、食卓にもう一品添えたい時にぜひいかがでしょうか。