メゾン・シンビーオ(在宅就労の豆知識部屋)
年々暑くなっている日本列島。
暑さによる体調不良になる方も多くなっています。

厚生労働省人口動態統計によると、熱中症による死亡数は、1993年以前は年平均67人ですが、1994年以降は年平均663人に増加しています。
約10倍にまで増加しているとのことです。
夏の高温化や、熱中症リスクの高い高齢者の増加が主な原因かと思われます。
今回は熱中症にならないための予防法である「暑熱順化(しょねつじゅんか)」について簡単にご紹介していこうと思います。
暑さに慣れるための準備期間
暑熱順化(しょねつじゅんか)とは?

「暑熱順化(しょねつじゅんか)」とは体が暑さに慣れることをいいます。
よく暑くなってくる初夏のあたりが熱中症の危険性が高いということを聞いたことがある方も多いかと思います。
これはまだ体が夏の暑さに慣れていないためです。
「暑熱順化」を行うことで、早く汗が出るように変わり、体温の上昇を緩和できるようになります。
ここでは「暑熱順化」の具体的な方法をご紹介していきます。
暑熱順化のトレーニング例⛹️
🔦日常⽣活の中で無理のない範囲で汗をかき、
数日から2週間ほど続けます💪
①歩く・走る
(通勤時に歩く、ジョギングなど)
歩く目安:30分
走る目安:15分
頻度目安:週5回

②自転⾞
運動時間目安:30分
頻度目安:週3回

③筋トレやストレッチなど
運動時間目安:30分
頻度目安:週5回~毎日

④⼊浴・サウナ
(入浴はしっかり湯船につかる)
頻度目安:2日に1回

暑熱順化はいつから始めればいいの?
その後の注意点もあります🔦

近年は気温の上昇する時期が早まっています。
住んでいる場所にもよると思いますが、大体5月くらいには「暑熱順化」を始めていったほうがいいでしょう。

💡注意点は数日暑さから遠ざかると
暑熱順化効果は「ゼロ」になる😢

一度「暑熱順化」ができて暑さに慣れたとしても油断は禁物です。
数日間暑さから遠ざかると「暑熱順化」の効果はなくなってしまうと言われています。
夏休みなどの長いお休みの間に自宅など冷房の効いた屋内でずっと過ごしたあとの学校や仕事に行く場合は特に注意が必要です。

気をつけなくてはならないタイミング🧐
①4月、5月の急に暑くなった日

②梅雨の晴れ間、梅雨明け

③お盆休み、夏休み明け

④秋の過ごしやすい日の合間の暑い日

①~④の時期は「暑熱順化」していない、または、していたとしても無効化している可能性があるので熱中症に十分注意する必要があります。
以上が熱中症にならないための「暑熱順化」のご紹介でした。
運動は熱中症対策だけでなく心身のリフレッシュや様々な健康効果があります。

運動に関して具体的にまとめたものをPDFファイルにしてあります。
よかったら参考にしてみてください。
自分にあった運動方法で暑い夏を乗り越えて健康に過ごしていきましょう!

青森県在住で、在宅でお仕事させていただいています。
障害の特性で音や人の視線や気配が気になりやすいので、
在宅で仕事ができる今の環境にとても感謝しています。
障害者雇用求人が少ないなど、
地方からの視点でどんなことが困るのかなど発信したり、
旅が好きなので、自然豊かな綺麗な場所などをお伝えしていければと思います。