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ご当地おでんのご紹介(東日本)
2026年01月27日(火) |

東日本各県のおでん/おでんの具材

こんにちは、本記事では東日本各県のおでん、またはおでんに使われる具材をご紹介します。



北海道

室蘭おでん

昆布ベースの出汁(つゆ)が多く、昆布の風味豊かで、すっきりとした味わいが特徴です。

具材は、ホタテやツブ貝などの貝類、四角く長いさつま揚げ(通称「マフラー」)が定番です。

店舗によっては、ホッケのつみれや鱈の白子、じゃがいもが使用されます。


青森

生姜味噌おでん

おでん自体は比較的シンプルな出汁で煮込まれ、具材本来の味が活きています。

しかし、味の決め手は、後からたっぷりかけていただく「生姜味噌だれ」です。

このたれが、甘じょっぱい味噌の風味と、すりおろした生姜の爽やかな辛みが効いた味わいで、体の芯から温まります。

大根、こんにゃく、卵、ちくわ、さつま揚げなど一般的な具材に加え、青森ならではの具材が入るのが特徴です。

特に使われる具材は、ツブ貝(陸奥湾名産)、根曲がり竹(たけのこ)、薄くて大きなさつま揚げ「大角天(おおかく天)」、「ぼたん焼きちくわ」です。

(串に刺されていることも多く、駄菓子やおやつ感覚でも食べられています。)

みそだれは、家庭や店によって、味噌の種類(白味噌を使う場合もある)や甘さが異なり、個性があります。


岩手

やはばおでん

かつおと昆布の風味が効いた天然だしの、優しい味わいのおでんです。

具材の旨みが染み出ており、芯から体を温めてくれます。

矢巾町産の農産物を中心とした具材が使われますが、中でも特に知られているのがオリジナルの具材「やはばくだん」です。

やはばくだんは、矢巾町の特産品である原木椎茸を丸ごと使用し、油揚げに豚・鶏の合挽き肉と生姜を詰めた、人気のオリジナル具材です。

噛んだ瞬間に、おでんの出汁と肉厚な椎茸の食感が口に広がります。

その他、町産農産物などが使われます。


宮城

石巻おでん

石巻市のご当地おでんです。

水産都市・石巻の特色を活かした出汁と具材が特徴で、魚介系の旨みが凝縮されています。

だしにサバを使用しているため、魚介の風味がしっかりと感じられる、さっぱりとしていながらも深みのある味わいです。

おふくろの味のような懐かしさも感じられます。

サバだし(鯖だし)が決め手です。

※1 さば天、※2 ぼたん焼きちくわ、結び昆布など、石巻発祥や地元産の練り製品、海産物が多く使われます。

そのほかには、豆富天(豆腐天)、焼きちくわ、大根、ゆで卵などが使われます。

また、一部では、石巻産のホヤや水だこ、芝海老などを串刺しにしておでんの具材にすることもあります。

※1:スケトウダラのすり身に金華サバの中骨や中落ちを入れた練り物

※2:石巻発祥といわれる、表面がボタンのように盛り上がった焼きちくわ


秋田

秋田おでん

地元ならではの食材を活かした独自の具材と、出汁の甘めの味付けが特徴のおでんです。

甘めの煮物のような味付けが特徴で、だしが具材にしっかりとしみ込んでおり、滋味あふれる素朴でまろやかな味わいです。

焼き干しいわし、昆布、干ししいたけをベースにした出汁が使われることが多く、これに醤油、酒、砂糖などを加えて甘めに味付けされます。

また、ハタハタや鱈のしょっつる(魚醤)を隠し味に使う店もあり、魚介の旨みが特徴的です。

大根、ちくわ、卵、こんにゃくなどの定番具材に加え、

比内地鶏、秋田かに面、※ きりたんぽ袋、※2 山菜、※3 ハタハタ、など、秋田ならではの特産品が使われます。

※1:もち巾着のように、巾着の中にきりたんぽや舞茸、セリなどの具材が入ったオリジナルの具材です。

※2:地場の山菜であるニオサク(またはわらび)を入れることがあります。

※3 秋田名産のハタハタを使った練り物や具材。

※4:男鹿産の紅ズワイガニの身を甲羅に詰めた、贅沢な具材(店による)。


山県

田舎のおでん

郷土の特産品や食文化を活かした「山形風」の特徴が見られます。

だしが具材にじっくりと染み込んでおり、ほっとするような優しい味わいです。

郷土の煮物文化を反映した、醤油ベースでやや甘めの味付けが特徴です。

だしは、かつお節、昆布を基本とし、醤油や発酵調味料などで味を調えた和風だしが主です。

米沢の「野菜おでん」のように野菜かつおだしで優しい味に仕上げる例もあります。

※1 玉こんにゃく、里芋、※2 車麩(くるまふ)、※3 凍み大根、※4 わらび巻きや孟宗竹(もうそうだけ/細竹)など、山形の郷土料理や農産物が具材として取り入れられます。

※1:山形名物であり、おでんの具材としても欠かせません。

イカゲソを入れて煮込むのが一般的とされるように、玉こんにゃくとイカゲソの旨みが特徴です。

※2:東根や庄内の名産品で、煮汁をたっぷり吸って膨らんだ車麩が具になります。

※3:昔ながらの保存食で、天然のフリーズドライ製法で作られた大根が汁をたっぷり含みます。

※4:山菜やたけのこなどの山の幸が具になることがあります(特に置賜地方や庄内地方)。


福島

會津おでん

地域の郷土料理「こづゆ」の文化や山国の食材が活かされているのが特徴です。

 あっさりとしていながら、野菜や魚介の旨みがしっかりと効いた優しい味わいです。

 会津の郷土料理「こづゆ」のだしをベースにしていることが特徴的です。

地鶏のつみれ、分厚い豚の角煮、車麩(くるまふ)、※ 会津天、※2 あわ玉など、

地元の特産品や郷土料理をイメージした具材が豊富です。 

(会津地方でもよく食べられる麩がおでんの出汁をたっぷり吸います。 )

※1:ニシンのすり身と山椒の葉を混ぜて揚げた練り物で、会津名物「ニシンの山椒漬け」をイメージした新しい具材です。 

※2:柳津町の名物「あわまんじゅう」に似た形のもち巾着で、もち巾着のように具材を出汁で煮込みます。 


栃木

野菜ボール

魚のすり身に細かく刻んだ野菜を混ぜて丸く揚げた練り物です。

「揚ボール」の一種で、にんじん、玉ねぎ、キャベツなどの野菜が入っており、さつま揚げの仲間です。


茨城

大根しみしみおでん

おでんの具材の中でも特に大根に、だし(つゆ)の味が芯までよく染み込んでいる状態です。

裏ワザなどは動画やウェブサイトに良く紹介されているので、そちらをご覧ください。

大根しみしみおでんは、時間と手間をかけて煮込む昔ながらの美味しさを、現代の時短テクニックで手軽に実現できるのが魅力です。


群馬・埼玉

こんにゃく味噌おでん

群馬で人気のこんにゃくを生かしたおでんです。

主役はこんにゃくで、これを煮込んだり茹でたりしたものを使います。

一般的に、大根や卵など他のおでんの具材が入ることもありますが、地域によってはこんにゃくのみで提供されることが多く、シンプルさが特徴です。

だしで煮込むというよりも、甘辛い味噌ダレをかけて食べる、または味噌ダレを絡めて煮込むスタイルが多いです。

(特に田楽形式の場合)

味噌ダレには、みりんや砂糖を加えて甘めにしたり、ごまや柚子、くるみなどを加えて風味豊かにしたりするなど、地域や家庭によって様々なバリエーションがあります。

こんにゃくのプリプリとした弾力のある食感が楽しめます。

こんにゃくは低カロリーで食物繊維が豊富なため、ヘルシーで満腹感が得られる点も特徴です。

埼玉のこんにゃくは、市販の多くがこんにゃく芋を精製した「こんにゃく粉」から作られるのに対し、生芋こんにゃくは生のこんにゃく芋をすりおろして作られます(昔ながらの製法)。

これにより、強い弾力があり、モチモチッとしたり、プリッとしたりする、こんにゃく粉から作るものとは一線を画す独特の歯ごたえが生まれます。

生のこんにゃく芋の成分を多く含んでいるため、こんにゃく芋本来の風味や旨みが感じられます。

こんにゃく粉から作るものに比べて、芋の優しい香りや味わいがあると言われています。


千葉

カレーボール

魚のすり身にカレー粉を混ぜて団子状に成形し、油で揚げた(磯揚げの一種)練り物です。

ひとくち大のボール状のものが多いですが、大きさは製造元によって異なります。

中には、玉ねぎなどの野菜が細かく刻んで練り込まれている場合もあります。

銚子のソウルフードの一つとして親しまれています。

カレーの豊かな風味と、魚のすり身の優しい甘み・旨みが絶妙にマッチしています。

スパイシーでありながら辛さは控えめなものが多く、子どもにも人気の高いおでん種です。

おでんの具として煮込むのはもちろん、お弁当のおかずやお酒のおつまみとして、そのまま食べても美味しいと人気があります。


神奈川

小田原おでん

かまぼこの名産地である小田原市が「かまぼこ」をはじめとする地元の特産品を活かした町おこしとして発案したご当地おでんです。

「すじ鉾(すじぼこ)」(白身魚のすり身を練り込んだ練り物)、「いわし団子」「小田原団子(いか・かに・いわしなど)」「うずら卵浜のお月見」など、地元ならではの練り物が豊富です。

練り物以外にも、地元の魚介類や旬の野菜を積極的に使用し、小田原の豊かな食材を一つのおでん鍋に凝縮しています。

出汁は、鰹節と昆布をベースとした澄んでいて上品な味わいが特徴です。

煮込み時間が短めなのも特徴で、小田原の名産品である梅を使った「梅味噌」を添えて食べるのが最大の特徴です。

この梅味噌は、白味噌と砂糖に梅肉を混ぜたもので、ほのかな酸味と甘みのあるコクが、さっぱりとしたおでんに良いアクセントを加えます。


東京

東京おでん

一般的に「関東風おでん」と呼ばれ、その特徴は濃い出汁と、練り物を中心とした独自の具材(おでん種)にあります。

濃口醤油やみりん、砂糖などを使用するため、色は濃い飴色をしており、味は甘辛くしっかりとした風味があります。

昆布と鰹節が基本であり、旨味と香りが立った出汁を、具材にしっかりと染み込ませるのが特徴です。

東京おでんの代表的な具材としては、ちくわぶ、はんぺん、※ 魚のすじ(すじかまぼこ)、つみれ、変わり種の練り物(カレーボールや玉子巻き(ばくだん)など)があります。

作り方としては、大根やこんにゃく、卵などの味が染みにくい具材は、濃い出汁で長時間煮込み、練り物などは煮込み過ぎないように後から加えるのが一般的です。

基本的に練りがらしを添えて食べます。

※1:サメなどの軟骨や筋を白身魚のすり身に混ぜた練り物で、コリコリとした食感が特徴です。

西日本の「牛すじ」とは異なります。


山梨

おでんがく

一般的な「おでん」とは異なる、行事食としての特徴を持つ郷土料理です。

この「おでんがく」は、「豆腐田楽」が名前の由来とされているものの、豆腐以外にも様々な具材を煮て串に刺すことから、地域で独自に発展したものです。

具材を甘辛い醤油ベースの煮汁でしっかりと煮込んだ、甘めの煮物風の味わいです。

煮崩れを防ぎ、串に刺しやすくするため、具材は比較的大きく、厚めに切られます。

一般的なおでんの具材に加え、地元で採れる野菜や伝統的な食材が使われます。

具材から出る旨味も加わり、コク深い味わいになります。

主に行事食として作られ、南アルプス市八田地区の野牛島地域では、毎年5月3日の「稲荷講」の際に、お稲荷様にお供えする習慣があります。


福井

福井おでん

近隣の北陸地方や関西地方の食文化の影響を受けつつ、独特の具材や調理法を持つおでんです。

まろやかで優しい味わいの中に、具材の旨味が溶け込んでいます。

おでんの定番具材に加えて、※1 卵巻(ばくだん)、※2 永平寺揚げ、糸こんにゃく・厚揚げ、※3 さんま団子など、福井ならではの食材や調理法に特徴が見られます。

※1:ゆで卵を丸ごと魚のすり身で包んで揚げた練り物。

福井で好まれる具材の一つです。

※2:正方形で厚みのある福井名物の厚揚げ。

出汁がよく染み込みます。

※3:サンマのすり身を団子状にしたもの(家庭や地域によるです)。

食べる際に、福井名物の「地からし」を添えていただくことが多いです。


富山

富山おでん

「とろろ昆布」をトッピングして食べるのが最大の特徴です。

醤油を使わず塩味で味付けされることが多く、上品で薄味の出汁がベースです。

食べる直前にかけるとろろ昆布が出汁の風味を豊かにし、独特のトロッとした食感を加えます。

出しは昆布とカツオ節、塩をベースにしており、透明感があります。

醤油は使わないか、使っても薄口で、具材の味を活かすように薄めの味付けにされることが多いです。

おでんの定番具材(大根、卵、こんにゃく、ちくわなど)に加え、

とろろ昆布、白えび入りのつみれ、※ 赤巻、※2 あんばやし、※3 すす竹、※4 かに面など、富山ならではの地元食材が入るのが特徴です。

※1:富山の練り物で、渦巻き模様の赤いかまぼこです。

※2:こんにゃくの薄切りを串刺しにしたもの(地域によって味噌だれをかける)です。

※3:細いたけのこです。

※4:香箱ガニ(メス)の甲羅に身や内子・外子を詰めたもので、金沢おでんの具材としても有名です。


愛知

味噌おでん

濃厚で甘辛い味付けのおでんで、豆味噌(赤味噌・八丁味噌など)の風味が特徴です。

具材は、大根、卵、こんにゃく、焼き豆腐、里芋などが使われます。

それに加えて、愛知では「赤棒」などの練り物も使われます。

赤棒とは、ピンク色の棒状のさつま揚げで、名古屋市周辺で愛されるおでんの具材です。

おでんの彩りを豊かにし、特に味噌おでんにおいては味噌で煮込むことで赤みが濃くなり、見た目をさらに引き立てます。

出しは、豆味噌(赤味噌)ベースの出汁で煮込むのが一般的(後がけのスタイルもある)です。


石川

金沢おでん

「うまくち」(さっぱりとして透明度が高く、うま味のある)の上品な味わいのおでんです。

地物や季節の具材が活かされています。

具材は、カニ面、※ バイ貝、車麩、源助だいこん

赤巻、※2 ふかしなどが使われます。

出しは、昆布や魚節がベースで、あっさりとしています。

ほのかに甘い醤油(大野醤油など)を使うこともあります。

※:エゾバイ科などを中心とした深海に生息する巻貝の総称です。

コリコリとした食感と独特の甘みが特徴で、刺身や煮付け、バター焼きなど様々な調理法で食べられます。

※2:魚のすり身を蒸して作る、はんぺんに似た白い練り物です。

かまぼこに近い、もっちりとした食感があり、汁物によく合います。


新潟

雪国おでん

新潟の冬景色をイメージした「白いスープ」が大きな特徴です。

具材は、地元の練り製品(かまぼこ、ちくわ、さつま揚げなど)、栃尾の油揚げ、車ふ、大根など地元の特産品が使われます。

白濁した、または白いスープ(豆乳や酒粕などを使用)も特徴的です。


長野

ねぎだれおでん

飯田地方に伝わるおでんで、その最大の特徴は、おでん本体ではなく、「ねぎだれ」をかけて食べる点にあります。

おでん本体は薄味で優しい味わいです。

これに、風味豊かなネギと醤油ベースのたれをかけて、さっぱりと、かつコクのある味わいで食べられます。

具材は、大根、卵、こんにゃく、ちくわなどのおでん定番具材が使われます。

出しは、カツオと昆布をベースにした薄味で優しい出汁が使われます。

具材をお皿に取り分け、その上から刻んだ長ネギや青ネギ、削り節を加えた醤油ベースの「ねぎだれ」をかけていただくのが一般的です。


静岡

しずおかおでん

静岡県の代表的なご当地おでんで、「黒おでん」とも呼ばれる真っ黒な見た目が特徴です。

見た目は真っ黒で味が濃そうに見えますが、実際は牛すじや出汁の旨みが凝縮されていて、あっさりとした深い味わいです。

(串に刺してあります。)

具材は、地元特産の黒はんぺん(サバやイワシを骨や皮ごとすり身にしたもの)は必須です。

そのほか、牛すじ、豚モツ、大根、卵、こんにゃくなど、すべての具材が串に刺してあるのが特徴です。

出しは、濃口醤油ベースの「黒い出汁」が使われます。

牛すじや豚モツから取った出汁に濃口醤油を加え、それを毎日継ぎ足しながら煮込むため、色が濃くなるそうです。

具材に、削り節を粉にした「だし粉」と「青のり」をかけて食べるのが最大の特徴といえるでしょう。

(好みで辛子や味噌を添えることもあります。)

駄菓子屋でも売られており、串の数で会計をするスタイルが広まった歴史があります。


掲載してみて、あまり難しい内容のおでんはなかったように感じます。

静岡おでんは有名ですが、他もおいしそうなものばかりですね。

個人的には生姜味噌おでん、気になります。

以上