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Google Cloud認定資格の概要とメリットのご紹介
本記事ではGoogle Cloud認定について、次の7項目をご紹介します。
- 認定資格の概要
- キャリアアップにおけるメリット
- 転職におけるメリット
- 試験形式について
- 出題範囲について
- 学修方法について
- 継続的な学習が必要
認定資格の概要
Google Cloudプラットフォームの知識やスキルを証明するものです。
この資格を取得することで、キャリア開発やチームの強化に役立ちます。
Google Cloud認定は、以下の3つのレベルに分かれおり、自身の知識レベルによって受験するレベルを選択することができます。
1.Foundational (基礎)
- Cloud Digital Leader: クラウドの基礎知識とGoogle Cloudのサービスを理解していることを証明します。
技術者でなくても、ビジネス職や営業職の方がクラウドの概念を学ぶのに適しています。
2.Associate (アソシエイト)
- Associate Cloud Engineer: Google Cloudの基本的な操作やデプロイ、監視、保守といった日常的なタスクを実行する能力を証明します。
これからクラウドエンジニアを目指す方に最適な資格です。
3.Professional (プロフェッショナル)
- Professional Cloud Architect: クラウドソリューションの設計、開発、管理に関する高度な知識を証明します。
- Professional Data Engineer: データ処理システムの設計、構築、運用に関する専門知識を証明します。
- Professional Cloud Developer: スケーラブルで可用性の高いアプリケーションをGoogle Cloud上で開発するスキルを証明します。
- Professional Cloud Security Engineer: クラウドセキュリティの設計と実装に関する専門知識を証明します。
- Professional Cloud DevOps Engineer: DevOpsの手法を用いた継続的な開発と運用に関する専門知識を証明します。
その他にも、機械学習やネットワーク、データベースなど、特定の専門分野に特化した資格があります。
キャリアアップにおけるメリット
現在の職場でGoogle Cloudのスキルを活かしたいと考えている方にとって、認定資格は以下のようなメリットがあります。
社内での評価向上
資格取得は、自身のスキルアップに対する意欲を具体的に示すものです。
これにより、社内での評価が高まり、より重要なプロジェクトを任される機会が増える可能性があります。
専門性の証明
特にプロフェッショナルレベルの資格は、特定の分野における高い専門性を証明します。
これにより、チームリーダーや専門職として昇進する道が開けます。
給与交渉の材料
スキルが公式に証明されることで、昇給やボーナス交渉の際に有利な材料となります。
転職におけるメリット
転職市場において、Google Cloud認定資格は次の3点の様に非常に強力な武器となります。
書類選考の通過率アップ
多くの企業がクラウド技術者を求めており、履歴書に認定資格を記載することで、専門知識を持っていることを一目でアピールできます。
これにより、書類選考の通過率が格段に上がります。
即戦力アピール
資格は、入社後すぐにGoogle Cloud環境で活躍できる即戦力であることを示します。
特に人手不足のIT業界では、企業にとって魅力的な人材と映ります。
年収アップ交渉
クラウド技術者の需要は高く、それに伴い給与水準も上昇傾向にあります。
認定資格は、あなたの市場価値を高め、より良い条件での転職を可能にします。
試験形式について
Google Cloud認定試験の形式は主に多肢選択式と複数選択式です。
試験はオンラインまたはテストセンターで受験でき、制限時間は職種によって異なり、通常は2時間です。
出題範囲について
取得を目指す認定資格の種類によって大きく異なります。
Google Cloud認定には、入門レベルのCloud Digital Leaderから、専門的な知識が求められるAssociate、Professionalまで、さまざまなレベルがあります。
- Cloud Digital Leader: Google Cloudの基本的な概念、主要なプロダクト、サービスの価値を理解しているかが問われます。
技術的な知識よりも、ビジネスにおけるクラウドの活用法に焦点が当てられます。
- Associate Cloud Engineer: Google Cloudの環境を構築、運用、監視するスキルが問われます。
IaaS(Infrastructure as a Service) や PaaS (Platform as a Service) のサービスを使いこなす実務的な知識が必要です。
- Professional: 特定の専門分野(例:Professional Cloud Architect、Professional Data Engineer)で高度なスキルと経験が問われます。
複数のサービスを組み合わせて複雑な課題を解決する能力が評価されます。
Google Cloudの公式サイトには、各試験の出題範囲が詳細に記載されているため、事前に確認し、公式のトレーニングやドキュメントを活用した学習が推奨されます。
学修方法について
Google Cloud認定資格の学習は、次のツようなツールを用いることで効率よく進められます。
- 実践的な技術環境:Google Cloudの公式トレーニングやQwiklabsなど
- オンライン学習プラットフォーム:UdemyやCourseraなど
学習時間の目安
学習時間は、現在の知識レベルや経験によって大きく異なります。
以下は一般的な目安です。
- Cloud Digital Leader: 初心者でも20~40時間程度の学習で合格を目指せます。
- Associate Cloud Engineer: クラウド未経験者であれば50~80時間以上、経験者であれば30~50時間が目安です。
- Professional: 専門的な実務経験が求められるため、80時間以上の集中的な学習が必要です。
継続的な学習が必要
Google Cloud認定には有効期限が設けられており、資格を維持するのに継続的な受験が必要となります。
プロフェッショナル認定資格が2年間、Cloud Digital LeaderとAssociate Cloud Engineerが3年間です。
資格を維持するには、有効期限内に再認定試験を受ける必要があり、認定資格の有効期限が切れる前に更新通知が届きます。
終わりに
オンラインプラットフォームの活用が求められる昨今、Google Cloud認定は社内評価のアップや転職に役立つ資格といえるのではないでしょうか。
自身のレベルに合わせて受験ができるほか、資格を維持するのに専用の技術環境やオンラインプラットフォームで、最新知識や技術を継続的に学ぶことができます。
社内でのキャリアアップを目指している方、転職を検討している方はぜひ受験してみてはいかがでしょうか。

私は視覚と聴覚に障害があり、視覚障害については何も見えていません。
当事者の一人として、皆様に白杖や点字ブロック以外のことも知っていただけたらと思い、視覚障害者が利用しているツールについてご紹介していこうと考えています。
皆さま、どうぞよろしくお願い致します。