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伝統野菜のご紹介 (中部地方)
2025年05月08日(木) |

中部地方の野菜

こんにちは、本記事では中部地方で食べられている野菜をご紹介します。


石川

源助大根(げんじょだいこん)

石川県金沢市を代表する伝統野菜で、煮物などに適した種類です。

ずんぐりとした円筒形をしています。

肉質がやわらかく、甘みが強いのが特徴で、煮崩れしにくい大根です。

五郎島金時

石川県金沢市で栽培されるさつまいもで、加賀野菜のひとつです。

ホクホク食感と上品な甘さが特徴で、焼き芋や天ぷら、和菓子など幅広い料理に活用できます。

肉質が強く、鮮やかな皮色をしています。

糖度は普通のさつまいもよりも2~3度高く、約10~12度とされています。


新潟

かぶらなんばん

とうがらしの仲間でも「からみ」のある野菜です。

果実は丸型に近いもの、ピーマン型、ししとう型があり、熟度が進むにつれて緑色から赤色になります。

緑・赤のどちらも出荷されており、どちらも「からみ」を楽しめます。

特に種とその周辺がからいです。

素揚げや味噌焼き、醤油漬、味噌漬けなどで食べられています。

仙人菊

白色の花弁は、香りが強く、シャキシャキとした歯ごたえで、甘みがあります。

つぼみは黄色ですが、開花が進むにつれて、外側の花びらが白くなっていきます。

「おひたし」「酢の物」はもちろん、「天ぷら」などでも食べられています。


長野

糸萱かぼちゃ

長野県茅野市で栽培されている伝統野菜です。

薄い水色の皮とずっしりとした重量感が特徴で、自然な甘さとほくほくとした食感が魅力です。

鉄分が通常のかぼちゃの2倍、カリウムやマグネシウムも豊富に含まれています。

上平大根

長野県千曲市で栽培される信州の伝統野菜で、通称「わってら大根」とも呼ばれます。

根長は10~15cm程度、根重は300~350g程度で、根形は先端がふくらんで尻部がほぼ平らです。

硬さと辛みを活かしてたくあん漬けやおろしとして使われるそうです。

ぼたごしょう

長野県信濃町で栽培されているトウガラシの品種で、信州の伝統野菜です。

ピーマンのような形をしており、肉厚で果肉が柔らかいのが特徴です。

果実の先端が牡丹の花のように見えることから「ぼたごしょう」と名付けられました。

柔らかな辛さの中に甘みがあり、加熱することでさらに柔らかくなります。

焼いたり、味噌漬、煮物、天ぷらや鉄砲漬など、様々な料理に幅広く応用できます。

ご飯にふりかけて食べたり、お茶漬けに入れたり、そうめんの薬味としても使われるそうです。


富山

高岡どっこ

富山県高岡市で栽培されるきゅうりの品種で、加賀藩時代から栽培されています。

濃緑色で果肉が厚く、日持ちが良いのが特徴です。

あんかけや浅漬け、酢の物など加熱調理や冷やしの調理法で食べられるそうです。

五箇山かぼちゃ

富山県南砺市で栽培されているカボチャの品種で、「五箇山ぼべら」とも呼ばれています。

ラグビーボールのような形をしており、熱を加えると濃厚な甘みが楽しめます。

保育園や幼稚園の給食などでも利用されているそうです。


福井

勝山水菜

福井県勝山市で江戸時代から栽培されている伝統野菜で、春を代表する野菜です。

太い茎(とう)が特徴で、独特の甘みとほろ苦さを兼ね備えており、他の菜類に比べてアクが少なく、瑞々しいのが特徴です。

食物繊維やビタミンE、ポリフェノールなどの抗酸化物質もたくさん含まれています。

地元ではおひたしや漬物にして食べられているそうです。

越前白茎ごぼう(えちぜんしろくきごぼう)

福井県坂井市で生産される伝統の葉ゴボウの一種です。

根が短く、茎が白く長いという特徴があります。

シャリっとした食感でクセがなく、他の野菜と煮炊きしても味の邪魔をしないという、料理では他を引き立ててくれるような野菜です。


山梨

落合芋(あかいも)

山梨県丹波山村で栽培されている在来種のジャガイモです。

小ぶりで皮が赤く、肉質が粘り気があり、煮崩れしにくいという特徴があります。

(煮崩れしにくいということは肉じゃがなどにもよさそうですね)

重さは平均して40gの小振りのものが多く、収穫時期や形などの理由で市場に流通することはほぼない希少な野菜です。

大塚にんじん

山梨県西八代郡で育てられている伝統野菜です。

肥沃な土壌で育つために太く長く、その大きさは収穫時には80~120cmにもなるそうです。

濃い鮮紅色で独特の風味と甘さがあり、ビタミンなどの栄養価が高いという特徴があります。

素揚げにするとサツマイモのような食感が楽しめます。


静岡

折戸なす

静岡県静岡市清水区に昔から存在するナスです。

丸い形と濃厚な味わい、鋭いトゲがあるのが特徴です。

色は茄子特有の紺色で黒みがかっており、果肉は緻密でギュッと詰まっています。

田楽やみそを使った料理と相性がよく、煮崩れしにくいことから、煮物や焼き物、揚げ物などにもピッタリな野菜です。

静岡京菜

静岡県に伝わるやわらかく優しい風味の葉物野菜で、正月のお雑煮には必要不可欠なお野菜です。

収穫時期について、寒さや乾燥に強いので丈夫で作りやすく、冬から早春にかけて収穫されます。


岐阜

あじめこしょう

岐阜県中津川市周辺で栽培されている伝統野菜の唐辛子で、からさと風味に特徴があります。

一般的なトウガラシに比べて3~5倍の辛味があり、さっぱりとした味わいをしています。

若採りすると辛みが少なく、生食としても使うことができるそうです。

うまみ成分のアミノ酸を豊富に含んでいます。

福岡地域を流れる付知川に生息する「アジメドジョウ」に形が似ていることから名付けられたそうです。

飛騨紅かぶ(ひだべにかぶ)

飛騨・美濃の伝統野菜です。

岐阜県飛騨地方で生産されている赤かぶの一種で、赤かぶ漬けの原料として利用されます。

表面が紅色と鮮やかな色をしており、内部が白く、葉が柔らかいです。

果肉はしっとりときめ細やかで、滑らかな舌触りが特徴のかぶです。


以上