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四国地方の野菜
こんにちは、本記事では四国地方各県の伝統野菜をご紹介します。
徳島
鳴門れんこん
特徴は次の通りです。
- 色白
- シャキシャキの歯ごたえ
- 旬:晩秋から冬の時期
- 1本ずつ手作業で収穫される
- 高級食材としても人気がある
- 栄養価:食物繊維が豊富
- 健康効果:美肌効果、むくみ予防など
- 料理:煮物、サラダ、きんぴらなど
- 加工品:れんこんチップス、ピクルスなど
香川
まんば
香川県の伝統野菜で、特徴は次の通りです。
- 高菜の一種
- 冬に大きな葉を伸ばす
- 漢字では「万葉」
- 収穫時期:10月から4月頃
- 名前の由来:外葉から収穫しても、次々と芽を吹くため
- ほうれん草と同程度に栄養豊富で、ビタミンCはホウレンソウの2倍
- 食べ方:「まんばのけんちゃん」、炒め物、スープ、煮物、漬物など様々な料理
※「まんばのけんちゃん」は、油揚げや豆腐と煮た香川県の代表的な郷土料です。
かがわほんたか
香川の伝統野菜で、トウガラシの一種です。
一般的な鷹の爪よりも大きく、旨味のある辛味と華やかな香りが特徴です。
一時は絶滅寸前になりましたが、現在では復活プロジェクトにより栽培が復活し、乾燥品や一味、七味など、様々な加工品も販売されています。
香川本鷹は、塩飽水軍(しわくすいぐん)が豊臣秀吉から、朝鮮出兵の功として拝領したという言い伝えがあり、香川県最古の特産農産物の一つとして知られています。
大きさは一般的な鷹の爪の2〜3倍の大きさで、7〜8cm程度あります。
辛味成分のカプサイシンや、旨味成分グルタミン酸も豊富です。
他の食材の旨味を引き立ててくれるトウガラシです。
愛媛
絹皮なす
愛媛県西条市が発祥の伝統品種のナスで、特徴は次の通りです。
- 皮が絹のように柔らかい
- 果肉も柔らかい
- アクが少ない
- 甘みとジューシーさが際立っている
- 種が少ない
- 生でも食べられるほど水分量が多い
- 栽培地:主に愛媛県西条市
- 大きさ:標準的なサイズは20cm前後、350g程度で、大きいものは500gを超える
- 食べ方:生食、サラダ、焼き物、煮物、揚げ物など
- 加熱すると、より甘さと滑らかさが引き立つ
大洲いも
特徴は次の通りです。
- ほくほく食感
- 滑らかな舌触り
- 里芋と比べて、粘りが少ない
- 栄養価:タンパク質、炭水化物も豊富
- 料理:「いもたき」、煮物、揚げ物など様々
※「いもたき」は、大洲の郷土料理で、大洲産里芋をメインの具材として、油揚げ、こんにゃく、椎茸、鶏肉などを醤油ベースで煮込んだものです。
藩政時代から受け継がれてきた伝統的な風習で、秋の風物詩として大洲市で親しまれています。
大洲芋のコロッケやパイ、コンフィチュールなど、様々な商品も販売されています。
高知
入河内大根(にゅうがうちだいこん)
高知県安芸市入河内地区で栽培されてきた伝統野菜で、その特徴は次の通りです。
- 首の部分が赤紫色
- 通常の大根の約3倍の大きさ(4~5kg、最大10kg以上)肉質がキメ細かく辛みが少ない
- 煮崩れしにくい
- 生で食べると、梨のように甘い
- 葉も柔らかく美味しい
- 煮物、サラダ、てんぷらなど様々な料理に合う
- 保存性も高い:「ス」が入りにくく、春先まで美味しく食べられる
「ス」というのは、根の中が空洞になった状態のことです。
これは、大根が十分に水分を吸収できずに、組織が老化して空洞になった状態を指します。
漢字では「鬆」と書き、骨粗鬆症の「鬆」と同じ字です。
1月に急激に肥大:1月に入って急激に肥大する弘岡(ひろおか)かぶ
弘岡かぶ
高知市春野町の弘岡地区で栽培されてきた伝統野菜で、一般的なカブよりも大きく、重さは1キロほど
- 甘み
- シャキシャキ食感
- 歴史:明治時代から栽培され、自家採種によって選抜と維持が続けられてきました
- 主に漬物用として使われる
- 栽培地:弘岡地区
- 収穫時期:11月下旬から翌年2月頃まで
- 利用法:べったら漬け、鯨と合わせた煮物、かぶの寿司など
弘岡かぶは、A型種皮(種子の外皮に、ヌルヌルしたペクチン質の被膜ができる種子)を持ちます。
- 葉は長さ60~70cm、幅20cm
以上

私は視覚と聴覚に障害があり、視覚障害については何も見えていません。
当事者の一人として、皆様に白杖や点字ブロック以外のことも知っていただけたらと思い、視覚障害者が利用しているツールについてご紹介していこうと考えています。
皆さま、どうぞよろしくお願い致します。