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【知って労わろう❤こころとからだ】日照時間が短く憂鬱になりやすい😔~梅雨時期の健康的な過ごし方~

はじめに

日本では5月下旬頃から7月中旬頃にかけて梅雨の時期になります。

どんよりとした天気が続き、蒸し暑かったり、肌寒かったり、気温も安定しないため、気分も下がりがちになりますよね😔

梅雨の時期の湿度はおおよそ70%~80%になり、不快指数が高いこの時期は1年で最も過ごしにくい

季節であるため、梅雨時期は心身の不調が起こりやすくなってしまいます。

今回は梅雨時期の不調の原因や対策について解説いたします。

梅雨の時期はなぜ心身の不調が起こりやすいのでしょうか?

日照時間の減少

太陽の光は脳内物質「幸せホルモン」セロトニンの分泌を促進する働きがあり、感情の安定や幸福感をもたらしてくれます。

日光を浴びることでセロトニンは分泌が増加しますが、梅雨の時期は曇りや雨が多く、日照時間が減少するため、セロトニンの分泌が減少しやすくなり、結果的に梅雨の時期は気分が落ち込みやすくなる傾向があります。

気圧の変化

梅雨の時期は気圧の変動が激しくなりますが、この変化に対応するために私たちの身体は自律神経によって調整できるようになっています。

しかし気圧の変動があまりにも大きかったり、朝晩などの気温差が激しいときは自律神経の調整が追いつかず、体調を崩してしまうことがあります。

気圧の変動や寒暖差に対抗するために交感神経が活発に働きますが、この交感神経が優位な状態が続いてしまうと緊張が持続し、エネルギー消費が増加します。その結果、疲労感やだるさといった症状が現れることがあります。

高い湿度

湿度が高いと体内の水分代謝が低下し、体からの水分や汗、老廃物の排出がうまくいかなくなります。

その結果、体内に余分な水分や老廃物が蓄積され、浮腫やだるさ、頭痛、肩こりといった症状が現れることがあります。

運動不足

雨の日が続くと外出が億劫になってしまい、活動量が減少して運動不足に陥ることがあります。

そうなると気分転換をすることも難しくなり、連動して気持ちも沈みがちになってしまいます。

運動不足はストレス解消や気分のリフレッシュを妨げ、メンタル不調の一因となることもあります。

梅雨時期の健康的な過ごし方

1.日光を浴びて、室内を明るくしよう

曇りや雨の日が続くと日光を浴びる機会が減り、気分が落ち込みやすくなってしまうため、意識的にでも日光を浴びることが重要です。

たとえ曇りの日でも、外に出て自然光を浴びるとセロトニンの分泌が促進され、気分が改善します。

また、室内では明るい照明を使用したり、曇りの日でもカーテンを開けて光を入れるようにすると、

自然と気分もアップするでしょう。

2.室内でもできる運動をしよう

運動不足になると、血液循環の悪化や自律神経の乱れを引き起こしやすくなります。

雨の日などの外出が難しい時には、室内でもできる簡単な運動を取り入れてみましょう。

ヨガやストレッチ、軽い筋トレはスペースを取らずに気軽に行えるため、おすすめです。

短時間でも体を動かすことを習慣化するとストレスが軽減され、心身の健康を保つことができます。

3.お部屋の湿度を調整しよう

お部屋の湿度管理は健康維持の面において非常に重要です。

部屋の湿度が60%を超えると細菌やカビが繁殖しやすくなって衛生的に良くないだけではなく、汗が蒸発しにくくなって体温調節に影響したり、体内の水分代謝が悪くなって倦怠感が強くなったりと、自律神経に大きく影響して心身の不調が増大してしまいます。

そのため、お部屋の湿度を適切に管理・調整することが梅雨時期の健康維持のためにはとても重要な要素となり得るのです。

心身の健康管理の一つとして、こまめに換気をしたり、除湿機やエアコンを上手に活用してお部屋の湿度を40〜60%に保ち、梅雨時期でも快適に過ごせる環境づくりを心がけましょう。

特に寝室の湿度を適切に管理することで、質の良い睡眠を確保することができるようになり、日中の気分を安定させることにもつながっていきます。

4.リラックスする時間を作ろう

就寝前に蒸しタオルやホットアイマスクなどで目元を温めると、副交感神経が優位になって睡眠の質が向上します。軽いストレッチや意識的に深呼吸をして身体の緊張をほぐすことも効果的です。

また、自分の時間を大切に過ごすことも必要です。

読書や映画鑑賞を楽しんだり、趣味に没頭したり、アロマテラピーなどでリラックスすることで、

心身のバランスを健やかに保つことができます。

5.雨音に耳を傾けてみよう

雨音にはリラックス効果があり、心を落ち着かせることができるといわれています。

さらに雨音にはストレスの軽減や睡眠の質を改善させたり、集中力を向上する効果もあり、自然の音の中でも特に雨音は脳波をリラックス状態(α波)に促すことができ、ヒーリング効果をもたらしたり、自律神経を整える効果が期待されています。

6.お風呂で湯船に浸かろう

入浴の際、湯船に浸って1日の疲れを癒すことも効果的です。

心地良い温度のお湯に浸かることで、梅雨の時期に乱れがちな自律神経を整えたり、むくみの改善や睡眠の質を上げることにもつながります。

湯船に浸かって深い呼吸を意識したり、好きな香りの入浴剤を使うことで、さらにリラックス効果を得ることができます。

おわりに

梅雨時期は誰でも気分が沈みやすく、湿度の影響で体調もいまいち上がらないし、心も身体もモヤモヤしがち…といった状況に陥ることもしばしば。

そのような憂鬱な時期だからこそ、心身のケアをより意識することで、梅雨の時期も気分よく過ごせるのではないでしょうか。

まずは気分をリフレッシュさせる自分ならではの方法を見つけ、おうち時間を充実させましょう。

梅雨を快適に過ごすための心がけとご自身のアイデア次第で、憂鬱な時期でも有意義な時間を過ごせるように意識していくことが大切です。

梅雨時期の過ごし方を安らぎと楽しみの時間で満たして、上手に乗り越えていきましょう😊