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見た目からでは分かりづらい障害として、発達障害があります。

大枠で発達障害となっていますが、その症状は様々です。先天的、あるいは幼児期に脳に何等かの障害

が生じることによって、行動や認知能力に大きな差がうまれる障害です。

多くの人が「普通に」できていることが、発達障害の人にはさっぱり理解ができないということがあります。その理解できない部分が、それぞれの発達障害の症状なのでしょう。

発達障害者の中には、知的能力が水準以上の人が少なくありません。

ですので、余計にパッと見では「障害がある」とは周囲の人間は判断できないのです。

ASDと呼ばれる発達障害は、

・周囲とのコミュニケーション能力

・自分から相手への意思発信能力

など、社会的コミュニケーション能力が欠如していることが多いのです。

そのため、周囲からの理解は得られにくく、人間関係をうまく構築できず、孤立してしまうこともしばしばあります。学齢時期には仲間外れやいじめなどにあい、疎外感から周囲の人間に関わることを避けるようになる人もいます。

知的能力には優れていて、パッと見は障害者には見えない発達障害者は社会に出て働くことが可能なのです。ただし、その障害の症状により、職場でトラブルが起こることがあります。

・「過集中」には注意が必要

発達障害者の傾向として、注意力散漫と言われることが多いです。ただし、自分の興味がある事柄、短期的な事柄にはものすごい集中力を発揮します。これを「過集中」と呼びます。

過集中が起こっている際は、食事をすることや水分補給をすること、さらにはトイレに立つことなども忘れて集中しています。集中が終わり、その後どうなるかというと…一気に疲れが出て、他に何もできなくなったり、気持ちの切替ができず些細なミスが出たりします。

本人にとっても、職場にとっても高い生産性が発揮できそうな過集中ですが、果たして周囲がそれを望んでいるか、一過性の成果ではないものを求められている可能性が高いかと思います。

・こだわりや不安が強い

発達障害者は「急には曲がれない」タイプの人が多いです。

決まった行動パターンや周囲の環境には安心があり、自分が経験したことがなく見通しが立たない事や予定の急な変更などは強烈な不安感を持ちます。

また、声が大きいと叱責されているのかと思ってしまい、その後この声の大きい人の話すことが耳に入ってこないというようなこともあると言われています。

様々な事に対しての感覚が「過敏」なため、不安を感じるとその気持ちだけで一杯になってしまいます。

実際に職場や現場では、些細な変更は日常茶飯事です。

会議の開始時間の遅れ、生産ラインの遅れや停止、目標の変更に伴う不透明感、一般社員であっても不安に感じる場合がほとんどです。

その場合、周囲とのコミュニケーションで情報を収集して落ち着いたり、経験値で予測を立てたりして不安を抑えてることができます。発達障害者の場合、こういう社会的なコミュニケーション能力や判断能力が欠損していることがあるのです。

相互理解と配慮がない場合、発達障害者が職場で不満を抱えるようになり、その不満を上司や周囲へ漏らすようになり、いつしか部署や会社への大きな批判となってしまうケースもあります。

発達障害の特性として、周囲の状況が自分では判断できない時があります。

こういう状況になると、アドバイスや提案も受け入れられない状態で、職場で慢性的なトラブルを抱えることになってしまいます。

発達障害者には、本人のこういった特性への対策や、職場への周知、上司や同僚の配慮が双方ないと、トラブルの原因となることを十分に理解しあっておくことが何よりも重要ではないでしょうか。